日本語の乱れ

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俗にいう日本語の乱れとは、正確には「日本語のゆらぎ」であるが、日本語の乱れについて論じたてる人物が「乱れた日本語」を使っている場合が多い。

概要[編集]

たとえば「『ら』抜き言葉」は、

のみに現れるため「受動」と「尊敬」を区別するうえでは便利ではある。
江戸末期には、いわゆる「四段活用 h 音末尾動詞」の'h'音が聞きとれなくなり、ハ・ヒ・フ・ヘ・ハウの音がワ・イ・ウ・エ・オウに変化したために、現代の「五段活用ワ行」になったという例がある。
日本語はタフというかロバストというか、その根底における機序が頑健であるため、その機序に従って外来語の影響を吸収してしまう。伊達に千年以上クレオール言語の看板を張ってはいないのである。
ただし、日本人にとっては日本語というのは「日本の空気」のようなものなので、日本語の正書法日本語文法に関しては完備されていないため、パソコンの普及や日本語処理技術の進歩により、いくらかは改善されつつある。

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よく間違えられるものとしては、「×独壇場(どくだんじょう)」「〇独擅場(どくせんじょう)」、「寄せていただきます」「寄らせていただきます」がある。「寄せていただきます」は客商売では客は歓迎されるので、「またお越しください」と言われれば「寄せていただきます」でいいし、そうではない知人の場合は「たまたま近くまで来たもんだから、顔を見せにきました」と訪ねて、「じゃあ、また」と言われれば「また寄らせていただきます」といった応答がプロトコルとなる。

乱れた日本語[編集]

  • それ以上でもそれ以下でもない - 「それ」には解がないことになる。「¬(x ≦ 2)∧¬(x ≦ 2)」と「x = 2」は矛盾する。
  • 人間以下 - 人間も含むので、対義語は「人間を越えたもの」であるので、言及した当該人物は自身を「超人」あるいは「ウルトラマン」であると主張していることになるため、精神医学的には誇大妄想と診断されうる。

関連項目[編集]

その他[編集]

参考文献[編集]

脚注[編集]