中島らも

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

中島らも(なかじまらも、1952年4月3日2004年7月26日)は、兵庫県尼崎市劇作家小説家コピーライター放送作家俳優である。大阪芸術大学卒。かねてつデリカフーズ(https://www.kanetetsu.com/)のコピーライターを勤めていた。

概要[編集]

関西を主体に活動しており、笑えるようなおかしい行動が主体となっているが、それ以前は印刷屋営業で、その後はコピーライターになる。本人曰く「古本屋のおっちゃん」みたいな性格で、営業職は肌に合わなかったようである。

笑殺軍団リリパットアーミーでは、鮫肌文殊、キッチュ(松尾貴史)、わかぎゑふガンジー石原らと活動する。

また重度のアルコール依存症で、肝硬変一歩手前ぐらいになったことを小説に書いてた。入院生活の後に断酒したが、また飲みなおす生活に逆戻りして、断酒仲間の吾妻ひでおに漫画に描かれるほど心配させている。のちに階段からの転落による脳挫傷で命を落とした。

人物[編集]

  • 中島らもはペンネームで「らも」は有名な時代劇俳優の名前から拝借している。
  • 最初に師事したコピーライターの師匠は「シチュー」を知らなかった人物だったと著書に記してあった。観察眼の鋭さがうかがわれる。
  • 行きは車で得意先に行ったのに、帰りは途中まで歩いて帰ってきたという逸話がある。
  • コンビニで『週刊プロレス』を買う時、同じ本を二冊買おうとした。
  • ガロ』に漫画を投稿したが尺が長すぎて、長井勝一編集長から「もっと短くしたら載せられるんだけどねぇ」と言われて泣く泣く掲載を断ったという話がある。
  • 大阪にいた時、フーテン族が集まってきて夜通し飲んでいたという生活をしている。そのころ、ポコ○ンに一万円札をくっつけて放り投げると、他の物ならみんな逃げるのに、万札の時だけ奪い合いになるという人間の本質を示唆するような貴重な体験をしている。
  • いとうせいこうとの対談で「眼がつぶれるほど本を読んだ」と語っていた。
  • テレビは家具だからと、テレビの画面に延々とイルミネーションのような光が流れ続ける台本を書いて放送した。
  • 明るい悩み相談では、娘のオッパイを触りたがる父親に対して「金銭を要求したらいい」と助言をし、他の読者から「そういう時は『いいじゃないか減るもんじゃなし』と言うのが本筋だ」と叱られた。今ならどっちもセクハラである。なお、同相談では「焼きじゃがいもみそ騒動」があったのも記憶に残っている。返答自体はよくあるギャグなのだが本気にした人が多かったようである。

著作[編集]

  • 『今宵、すべてのバーで』
  • 『ガダラの豚』- ホラー小説。
  • 『超老伝』
  • 『しりとりエッセイ』
  • 『頭の中がカユいんだ』
  • 『明るい悩み相談』
  • 『俺が踏んだ町、俺が踏まれた町』

他多数。

連載[編集]

他多数