オオムギ
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オオムギとは、植物界種子植物門被子植物亜門単子葉植物綱イネ目イネ科の一年草もしくは越年草の草本である。
概要[編集]
世界中で栽培されている穀物である。やや寒冷なところでも栽培できるのでイネが栽培できないところでも栽培できる。施肥が重要であるが、窒素系肥料を与えすぎるとタンパク質が増えてビールの濁りの原因となる。
節間が長いので、麦藁細工に用いられ、「麦藁帽子」の材料でもある。古代のメソポタミアでは、ビールを麦藁(節は切る)で吸って飲んだ。いわゆる「ストロー」である。プラスチック・ストローが「環境に優しくない」というので紙製のストローを使うという話があったが、「フツーに大麦のストローでいいんじゃね?」と思う。
日本のオオムギ[編集]
日本にはイネより遅れて入ってきた。米の代用食として、あるいは脚気予防のために食べられてきた。特に大日本帝国海軍では脚気予防のために潜水艦以外では麦飯を給食に用いられてきた。太平洋戦争後も押し麦として米飯に混じって提供されたが、21世紀に入り、押し麦と米の値段が逆転した。