ウンキュウ

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ウンキュウ(:Mauremys japonica × M. reevesii)とは、ニホンイシガメクサガメの雑種である。「イシクサガメ」とも呼ばれる。

概要[編集]

ニホンイシガメとクサガメの双方の特徴を持つ。ウンキュウには形状的にニホンイシガメに近いイシガメ型のものとクサガメに近いクサガメ型のものがいる。見た目が殆ど親種と同じで、見分けがつきにくい個体もいる。

ニホンイシガメとウンキュウが交配することが出来るとのは古くから知られており[1]、ペットショップ等でウンキュウがペットとして流通している[2]

ライガーレオポンなど雑種は、生殖能力がなくなることが多いが、ウンキュウは繁殖能力を持っている[2]

近年、野生でもウンキュウが発見されるようになり、クサガメによってニホンイシガメの遺伝子撹乱が進み、純粋なイシガメが絶滅するのではないかと心配されている。

千葉県房総半島の多くの河川に生息するカメの半数以上がクサガメになっており、イシガメが残されている川でも、イシガメのウンキュウ化が進んでいる。

クサガメの繁殖期は秋で、ニホンイシガメは秋〜春先であり、期間は少ないが重なっている。上野, (2021)で報告された際に、飼育下で双方が交雑しなかったため、自然界でもウンキュウ生まれる事は稀である可能性が示唆されている[3]

脚注[編集]

出典
  1. 安川雄一郎、亀崎直樹、市川憲平「ニホンイシガメとクサガメの雑種について」、『爬虫両棲類学雑誌』第14巻第4号、日本両爬類学会、1992年12月31日、 206-207頁、 doi:10.5358/hsj1972.14.4_199
  2. a b 鈴木大「ニホンイシガメとクサガメの異種間交雑」、『亀楽』第10巻、神戸市立須磨海浜水族園、2015年、 1-5頁。
  3. 上野真太郎「飼育実験下でわかったクサガメの繁殖生態:交尾行動とニホンイシガメとの交雑」、『亀楽』第21巻、神戸市立須磨海浜水族園、2021年、 53-54頁。

関連項目[編集]