ウシ

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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とは、家畜のひとつ。は奇蹄目であるが、牛は偶蹄目である。角をもつものもいる。

概要[編集]

「歩く発酵槽」である。草食動物とされているが、胃の中に複数種の生物が棲息いており、そこから栄養分を摂取している。そのだめ反芻を行なう。とにかく大きく、威圧感はすごい。「こんなものを家畜化しようと思った奴の気が知れない」と思う反面、「その発想は偉大だ」と思う。牛の家畜化は航空機の発明と並ぶものであるように思う。

人間生活との関わり・利用[編集]

家畜としての利用は、農業用から始まったらしい。おそらくは雑草駆除であったのではないかと考えられる[1]。都市文化の成立によって集約的な穀物生産が成立し、収穫物を納税するために荷駄用に用いられるようになったらしい。なにしろ車輪の発明というのは平坦な道路があってこその話であって、揚水用の水車とかの実用化よりは後のような気がする。
金属器の発明によって「犁」が生まれたのは、五千年くらいは昔のことであるらしい。畑が長方形をしているのは、犁の影響であったかもしれない。「ブルドーザー」は「ドラフトブル」(牽牛)に由来するとも考えられる。
家畜化するにあたっては繁殖をコントロールすることは考えたはずで、そのため乳牛としての利用もあったろう。食肉用としての利用はその後であるらしい。ヒンドゥー教の教徒は牛を食用とすることをタブーとしているが、バターの生産においては世界最大の生産国でもあり消費国でもある。
とともに「神から授けられたもの」として信仰や神話との深い関りがあったことは確かだが、その起源は古すぎて(なにしろ文字の発明以前だ)未解明であり、今後の研究が期待される。

脚注[編集]

  1. 食肉用・採乳用ならヤギのほうがずっと扱いやすそうだ。

関連項目[編集]

参考文献[編集]