Visual Basic

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

Visual Basic(ビジュアル・ベーシック、ヴィジュアル-)は、プログラミング言語の一つ。VBと略されることが多い。

概要[編集]

マイクロソフトが開発した手続き型言語、およびその開発環境。BASIC言語の方言であるが、行番号は使われない。

いくつかの亜種がある。

Visual Basic
旧、標準の製品。Visual Studioの言語別エディション、または、Visual Studioに標準搭載されているエディション。バージョンにもよるが、無償版ではできることに制限がある[1]
Visual Basic for Application (VBA)
Microsoft Office製品に内蔵されているVB。ここではその一つであるExcelVBAについて記載する。
ExcelVBAはExcelのマクロ機能として動作する。マクロの記録を実行すると、VBコードが自動生成される。文書ファイルに簡単にプログラムを埋め込むことができるため、セキュリティーリスクとみなされやすい。
Visual Basic Scripting Edition (VBScript, VBS)
Microsoft Windowsに標準搭載しているWindows Script Hostで使用可能なVB。
Visual Basic .NET (VB.NET)
新、標準の製品。.NET対応のために再デザインされた、.NET版のVB。

特徴[編集]

1つのアプリケーションを作る手順が比較的簡単である。
ごく単純な例では、プロジェクトを作り、フォームを作り、フォームのボタンなどにイベントを記述したり、便利なコンポーネント[2]があるのでそれをフォームに配置するなどしてフォームを完成させ、これらの作業の後にビルドを実行すれば、アプリケーションが完成する。
このように、プログラミングの高度な知識が無くてもある程度のアプリケーションが作成できるので、技術レベルが高くない開発者を動員することができたため、業務用アプリケーション開発の1パート[3]として使われることが多かった。

ネタ[編集]

注意
ここからは半分冗談の記事だが、微妙に笑えないネタもある。

有名なネタだが。
Excelを多用する現場では、ExcelVBAを活用して作業を効率化することが当然されるべきだが、自動化すると作業者のやることがなくなるから困ると逆に叱られる、とかいう冗談みたいな事例もあるらしい。(都市伝説?)

2007以降のバージョンでは拡張子が変わったから前よりは気付かれやすくなったが、前述のとおり文書ファイルに簡単にプログラムを埋め込むことができるので、ブラクラ的なものを仕込むことはできる。
でも、絶対にやるなよ? 特に仕事では。

脚注[編集]

  1. かつては、無償版は実行ファイルが作成できないものなどがあった。つまり、製品を作るためではなく学習のために使うことを前提としていた。
  2. 例えば、WebブラウザーというIEそのもののコンポーネントがあるので、それを貼り付ければ簡易的なWebブラウザーが完成する。
  3. いわゆるクラサバのクライアントとして。