Lost

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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Lost』(ロスト)は、2005年フリーウェアとして公開されたRPGツクールXP製のロールプレイングゲーム

タイトルとなっている「ロスト」は、作中において発生する町や村を飲み込んで住民もろとも消し去ってしまう現象である。ロストの連鎖を恐れる「ラース教」の信徒によって、ロストの生き残りは「滅掃」の対象とされている。故郷であるマボリュ村をロストによって失い、「古代機械」ルエイとともに生き残った村人を探す旅を続ける少年が主人公となっている。本作では「スタイル」と称される戦闘システムが採用されており、キャラクターは選択したスタイルによって戦闘時に異なるスキルを使用することができる。

エンターブレインが主催したコンテスト「ツクール魂2005」において、本作は「独自の世界観」を構築しており「舞台背景がとにかく魅力的」「“作りたい物を作った”という気持ちの伝わる作品」と評価され、RPGツクールXP一般部門の優秀賞を受賞している。一方で「セリフが全体的にとても抽象的」とされ、ボスキャラクターがあまりにも強く戦闘バランスが悪いとの指摘もあった[1]

Vectorの「新着ソフトレビュー」では、特徴的な戦闘システムのほかに「『各人の思惑が複雑に絡み合ったストーリー』や『個性的なキャラたちによるやり取り』もゲームの魅力」「会話に合わせて顔グラフィックの表情が変化したり、重要なシーンでは一枚絵が表示されたりなど、演出面も凝っている」「プレイヤーを飽きさせない工夫が随所にあるのも好感が持てる」と評されている[2]

関連項目[編集]

脚注[編集]

外部リンク[編集]

  • Lost hatrack(公式サイト)