音商標

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音商標(おとしょうひょう,Sound Trademark)は音楽的要素(メロディー、ハーモニー、リズム又はテンポ、音色等)のみからなる商標である。

概要[編集]

企業のブランド戦略の多様化支援のため、音商標、動き商標、色彩のみからなる商標などの新タイプの商標を、平成27年4月1日から出願受付を開始した。登録件数は303(平成29年9月26日)となった。

 音商標事例 [編集]

初登録は次の3件であった[1]

No 会社名 見出しテキスト 登録番号  長さ
1 大幸薬品株式会社 ラッパのメロディ 商願2015-029809号 約14秒
2 インテル・コーポレーション サウンドロゴ 商願2015-029981号 3秒
3 BMW サウンドロゴ 国際登録1177675 約3秒

正露丸のラッパのメロディ音[編集]

最初に登録されたのは、歌詞なしのメロディだけから成る音商標であった。大幸薬品は複数回の特許庁との面談を行ない、大量の証拠書類を提出したとされる。テレビ番組でこのラッパメロディを聞いた人が「正露丸のCM」を連想したと答えたといった証拠が含まれる[2]

マツモトキヨシの音商標[編集]

「マツモトキヨシホールディングス」が、テレビCMなどで使用する「マツモトキヨシ」のフレーズを音商標として出願していたが、「他人の氏名が含まれる」と拒絶されたため、知的財産高等裁判所は8月31日までに、マツモトキヨシ側の主張を認める判決(特許庁審決から逆転)を出した[3]

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