金廣志

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金 廣志(きむ くわんじ、1951年[1] - )は、日本の塾講師、元活動家、文筆家。悠遊塾主宰、森上教育研究所スキル研究会講師[2]

経歴[編集]

大阪府で生まれ、東京上野で育つ。父母は済州島出身の在日朝鮮人1世[1]東京都立北園高等学校在学中に高校生運動に参加し、1970年共産主義者同盟赤軍派に加盟。1971年、全国指名手配されるが、15年間逃亡生活を送り時効成立[3]。1985年警察へ出頭するが時効成立のため服役することはなく[4]、同年に中学受験塾「武久鴻志会」に入社[1]。渋谷教室教務責任者を経て[2]、1996年逃亡中に知り合った妻と高知市で「悠遊塾」を開業。2000年春に塾生全員を難関中学に合格させ話題となる。同年夏に塾を東京都板橋区に移転[1][4]。2007年四谷大塚市ヶ谷校舎の主任教授に就任[5]

人物[編集]

中学受験のカリスマ講師として知られる。在日2世、中卒、赤軍派、全国指名手配という異色の経歴を持ち、赤軍派では後に連合赤軍幹部となる森恒夫らと活動していた。「連合赤軍事件の全体像を残す会」のメンバーとして、当時の記録を残す活動を行っている[6]山本直樹の漫画『レッド』(2006年~2013年『イブニング』に連載)には金をモデルとした「キム」というキャラクターが登場する。若松孝二監督の映画『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』(2008年)ではRIKIYAが金の役を演じた。

著書[編集]

  • 『自慢させてくれ!』源草社、2001年7月
  • 『落ちたって、いいじゃん!――逆転発想にこそ難関中学合格のカギがある』角川書店、2009年10月
  • 『これだけ!算数〈まとめ〉』森上教育研究所スキル研究会[森上スキル研の中学受験シリーズ]、2011年11月

その他[編集]

  • 連合赤軍事件の全体像を残す会編『証言 連合赤軍』皓星社、2013年8月
  • 鈴木邦男『連合赤軍は新選組だ!――その〈歴史〉の謎を解く』彩流社、2014年2月

出演[編集]

映画[編集]

  • 『北園現代史 ~自由の裏に隠された衝撃の実態~』、2021年4月(ドキュメンタリー)

出典[編集]

外部リンク[編集]