野中正造

野中 正造（のなか まさぞう、明治38年（1905年）7月25日 - 平成31年（2019年）1月20日）は、野中温泉の元経営者及び、男性では存命中の世界最高齢となる113歳まで存命したとしてギネスに記録された人物である。

略歴

北海道出身。生まれた年は日露戦争が行なわれていた時期である。

家はおよそ100年続く旅館・野中温泉の経営者であり、親族によると正造は旅館兼自宅の温泉に入るのが好きだったという。普段は車椅子で過ごし、介助が必要な場合もあったが、自分でできることはできる限りやっていた。平成30年（2018年）1月にスペインのフランシスコ・ヌニェス・オリベラが113歳で死去したのに伴い、4月にギネスワールドレコーズ社より世界最高齢の男性として認定を受けた。7月の誕生日会では親族や町役場の職員に囲まれて、ケーキに立てた蝋燭の火を一吹きで消すなど元気な姿を見せていた。

2019年1月20日未明、老衰のため自宅で死去した。113歳と179日。彼の死去により、渡邉智哲が日本及び世界の存命する最高齢の男性となった。