質量保存の法則

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質量保存の法則(しつりょうほぞんのほうそく)とは、化学反応物理変化の前後において、反応・変化に関わった全ての物質の質量の和は変化せず、各物質ごとの質量の和も変化しないという法則である。この法則はフランスの化学者アントワーヌ・ラヴォアジエによって発見され、化学の基本的な法則の一つとなっている。しかし、現在においては、相対性理論の「E=mc2」の公式により、化学反応や物理変化に関わった物質の一部がエネルギーに変換されるため、化学反応・物理変化後のほうが質量はごくわずかに小さくなり、質量保存の法則は厳密には成立しないことが分かっている。それでも、質量変化は無視できるほどわずかであるため、簡易的な法則として現在でも利用されている。