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(こう)とは、団体に関する名詞的な意味と動詞的な意味を持つ言葉。

概要[編集]

名詞的な意味[編集]

「社」「連」「会」などと似たところがある。
講は「外部から人を招く勉強会」を開く非政府組織(NGO)をいう。講のメンバーを「講中」といい、「講元」「世話人」などから構成され、外部の講師を招く人は「御師」「先導師」という。
寺社参拝においては、富士山の参詣者による「富士講」、成田山新勝寺の参詣者による「成田講」、相州大山(阿夫利山)の参詣者による「大山講」などがある。
「反社会的な集会」として封建主義体制下では体制に規制されることも多いが、日本の江戸時代の後半には「講」の文化が定着しており、西欧社会における「見えない大学」と同様に一般化したが、尚歯会のように蛮社の獄に引っかかった例はある。

講座・講義の由来[編集]

講が開く「座」のことを「講座」といい、「義」を説くことを「講義」という。
座においては師(教師)は一段高いところに位置し、それを「高座」(プラットフォーム)という。「ここがポイントですよ」ということを示すために、張り扇なども用いられるが、近年では講義も階段教室で行われたりプロジェクターで行われたり、いろいろと変化があるし教師が高座のあちこちに移動して板書をしたりリモート授業があったりもするために、「高座のライブ感が失われつつある」と嘆かれてもいる。
ハコとしては、少なくて十二人、多くて四十五人というのが理想だが、「かぶりつき」のメンバーや「立ち見」の参加者もいるので、そこは「座頭」(ザトウではなく「ざがしら」)の匙加減である。学校の修業時間が終わったあとの階段教室などは格好のハコであるため、ときどき夜間や祝祭日を含む休日に「特別講義」などがあり、これはあまり公開されていないためその分野の専門家が講師としていらっしゃったりするので狙い目である[1]

その他[編集]

関連項目[編集]

参考文献[編集]

外部サイト[編集]

脚注[編集]

  1. 何度ニセ学生として潜りこんだことやら。