西武701系電車

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西武701系電車(せいぶ701けいでんしゃ)は、かつて西武鉄道が開発し、1963年12月より1967年7月まで製造した通勤型直流電車である。

概要[編集]

片側3扉、オールロングシートの直流電車である。性能は西武601系電車と同様であるが、運転台周りのデザインが、西武601系電車譲りの前面傾斜型の湘南型ながら行き先表字幕が前頭部に設置され、前照灯が腰部の左右に振り分けられた独特の西武湘南型となった。側窓は西武601系電車の2枚一組の窓から独立した2段上昇窓となった。これらは西武101系電車に引き継がれた。

製造[編集]

4両編成48本192両が製造された。このほか、改良型の西武801系電車1968年に4両編成5本20両が製造された。

改造[編集]

制御車は日本国有鉄道から購入したTR11台車をコロ軸受け改造したTR11Aであり、乗り心地に難があったので空気バネ台車FS072に振り変えられた。また、冷房化改造と扉のステンレス化も行われ、これを行った車両は西武101系電車と同様の黄色一色の塗色となった。また、6両編成化の際、余った制御車を電装化して西武501系電車 (2代)とした。

廃車[編集]

1980年代後半に入ると老朽化が進み、西武2000系などに置き換えられる形で1988年より廃車が進行。1997年2月までにすべて除籍されて西武鉄道には現存しない。

廃車後は後述の譲渡車や譲渡部品の他、一部の低経年台車が西武2000系の製造時に流用されている。

他社譲渡[編集]

総武流山鉄道上信電鉄三岐鉄道伊豆箱根鉄道に譲渡された。近江鉄道には部品が譲渡された。

流鉄では2000系に区分され、2連、3連各1本が運用に就いたが、2013年までにすべて廃車となっている。

上信電鉄では150形として旧401系、801系に続いて2連1本のみ入線。区別なく共通運用されていたが2019年に廃車搬出となった。

三岐鉄道では801系・851系として3連4本が入線したが、途中で1両が事故廃車となり、新101系に代替されている。それ以外はすべて現役であるが、線形状態と台車の関係から乗り心地がものすごく悪い

伊豆箱根鉄道では1100系として3連3本が入線したが、1100番台を名乗った車両がいなかったことが特筆できる。主に駿豆線で使用されたが、2012年までに1300系に代替廃車されて現存しない。

近江鉄道の譲渡部品は220形の製造に充てられている。

参考文献[編集]