聖女の魔力は万能ですの登場人物一覧

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聖女の魔力は万能ですの登場人物一覧(せいじょのまりょくはばんのうですのとうじょうじんぶついちらん)では、ライトノベル・漫画作品『聖女の魔力は万能です』に登場した人物について説明する。単独記事のある人物については当該項目も参照されたい。

ヒロイン[編集]

セイ・タカナシ (小鳥遊 聖)
主人公。日本ではOLの20代女性。異世界では聖女であるが、薬用植物研究所で働く。
アイラ・ミソノ (御園 愛良)
【聖女召喚の儀】でセイと一緒に召喚された、日本の女子高生。召喚時に16歳。ゆるくウェーブのかかった、肩にかかる程度の茶髪。可憐な容姿の、いわゆる「ゆるふわ系女子」。
スランタニア王国では第一王子カイルに庇護され、【聖女】扱いされてレベル上げを行うことになる。
しかし元々内気でおとなしい性格だったこと、異世界に召喚された心細さ、他に頼れる相手がいないことから、カイルとその取り巻きに依存してしまった。セイについては、途中まで存在すら知らなかった。
裕福かつ過保護な家庭で育ったためか、自己主張が少ない。魔法にかけては超一級の資質を持つが、それでもセイには遙かに及ばない。
王宮での騒動後、リズを始めとする周囲と和解。後、宮廷魔導師団に入団する。
エリザベス・アシュレイ
通称「リズ」。スランタニア王国の侯爵令嬢。14歳。金髪・つり目がちの碧い目の美少女。
王宮の図書室でセイと知り合い、趣味ゆえに友人となる。年頃の少女ゆえに恋バナ好きだが、悩みをセイに相談することも多い。
実はカイルの婚約者(セイがそれを知ったのは第2巻の半ば)で、カイルに大切にされるアイラのことを快く思っていない。

騎士団[編集]

アルベルト・ホーク
スランタニア王国・第三騎士団団長。28歳。顔は美形だが186cm・87kgの大男で、その体格に見合う怪力の持ち主でもある。金髪にブルーグレーの瞳。
生真面目な性格で、騎士としての実力も超一流。冷たい印象を与える容姿と、氷属性の魔法を得意とすることから、異名は『氷の騎士』。
大貴族・ホーク辺境伯家の三男だが、家柄と美貌に群がる女性ばかり見てきたため、女性不信の傾向があった。しかし、魔物討伐時に負った瀕死の重傷をセイに救われて以来、彼の知るいかなる女性とも違う、セイに惹かれてゆく。
その結果、普段無表情である彼が、セイの前でだけは笑顔を見せるようになった。

薬用研究所[編集]

ヨハン・ヴァルデック
スランタニア王国・薬用植物研究所所長。28歳。180cm・73kg 茶色の髪に榛色の瞳。土属性魔法の使い手。
セイの現在の上司。有力な伯爵家の次男で、顔も良いため貴族の令嬢や夫人に人気がある。しかし本人は貴族のドロドロした人間関係に辟易しており、結婚もせず貴族社会から遠ざかっている。
アルベルト・ホークとは少年時代からの親友で、会うたびに生真面目な彼をからかっている。その一方、セイが研究所にやって来てからは、彼女の規格外な能力に振り回され気苦労が絶えない。
ジュード
スランタニア王国・薬用植物研究所の研究員。20歳。178cm・70kg 深緑の髪と瞳。平民出身では珍しく、水属性の魔法が使える。セイに魔力の扱いやポーションの作成法を教えたのは彼である。
セイにとって、スランタニア王国で初めてできた友人。国内有数の大商人の五男で、端正な顔立ちに人好きのする性格と相まって、平民のみならず貴族の女性からも人気が高い。
本人はセイに気があるようだが、セイの側は友人の感情しか持っていない。

宮廷魔道師団[編集]

ユーリ・ドレヴェス
スランタニア王国・宮廷魔道師団・師団長。濃紺の髪と瞳の美男子。年齢不詳だが外見は20代。
【聖女召喚の儀】で無理をし過ぎた反動で、それから半年以上も意識不明であった。スランタニア王国最高の魔道師で、国内で唯一 『人物に対する鑑定』 が可能。
ただし『魔法馬鹿』の上、かなり脳天気な性格のようで、部下であるエアハルト・ホークの頭痛の種のようである。
エアハルト・ホーク
スランタニア王国・宮廷魔道師団・副師団長。アルベルト・ホークの次兄。銀髪・眼鏡の美男子で、その風貌から、セイは「インテリ眼鏡様」と呼ぶ。
クール・無表情・冷徹そうな秀才タイプだが、セイの能力には何度も驚愕させられる。性格的にはかなり潔癖、かつ糞真面目である模様。王国の貴族の間では、女嫌いで有名。(弟と同じ理由)

王家[編集]

ジークフリート・スランタニア
スランタニア王国現国王。年齢不詳。カイルの容姿はこの父親譲りである。
人間的にはまともな良識人のようで、それゆえ息子の失敗を気に病んでおり、セイに対し負い目を感じている。
カイル・スランタニア
スランタニア王国第一王子。15歳。赤金色の髪の美形。
真面目で情に厚い反面、思い込みが激しく直情径行。その性格ゆえか、【聖女召喚の儀】が成功した時、アイラしか目に入らず、セイをその場に放置することになった。(セイの外見が、彼の中の「聖女のイメージ」と違いすぎたためかもしれない。)
自分より優秀な弟の存在が大きなプレッシャーになっており、【聖女召喚の儀】を自ら取り仕切ったのもそのためである。同じ理由で、アイラを聖女にしようと躍起になっていたが、それに邁進し過ぎた結果、周囲と軋轢を起こし問題視されていた。
遂には疑心暗鬼に陥って、セイの功績を「自身に対する陰謀」と思い込み、王宮で騒動を起こして父親から謹慎を命じられてしまう。
レイン・スランタニア
スランタニア王国第二王子。14歳。容姿は父や兄によく似ている。
能力的にも人格的にも兄より優れているが、本人は王座につく気は無い。

クラウスナー領[編集]

ダニエル・クラウスナー
現領主。年齢は50代後半。温厚かつ真面目な性格。近年、領地の主産業である薬草の収穫が大幅に落ち込み、このままでは領地が成り立たなくなるのも時間の問題と焦っていた。
ある日、聖女の魔力は金色だと聞いた彼は、自領の薬草産業の基礎を築いた『薬師様』が【聖女】でもあったことを思い出す。
聖女に『祝福』してもらえば、薬草畑を復活させられるかもしれないと気付き、魔物討伐にかこつけて、当代の聖女であるセイをクラウスナー領に呼ぶことにした。
コリンナ
クラウスナー領最高の薬師で、クラウスナー城の薬師たちの長。小柄な白髪の老婆だが未だかくしゃくとしており、怒ると、屈強な傭兵たちすらタジタジとなるほど恐い。
領主であるダニエルと図って、セイに薬草畑を祝福してもらおうと考え、セイと共に薬草栽培の実験に取り組む。
レオンハルト
クラウスナー領に雇われている傭兵団の団長。強面で筋骨隆々・騒々しい大男で、その外見通り豪放磊落な豪傑タイプ。
ただし粗雑ではなく真面目で、勘も鋭く頭も回る。それゆえ部下や周囲からも頼りにされているが、コリンナには頭が上がらない。
セイが【聖女】であることを知らず、その回復魔法の腕を見込んで、傭兵団にスカウトしようとした。

その他[編集]

ダミアン・ゴルツ
現在の宰相の子息。カイルの幼馴染。