美術館で会った人だろ

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美術館で会った人だろ
P-MODELの楽曲
収録アルバムIN A MODEL ROOM
英語名Art Mania
ジャンルニュー・ウェーブ
テクノポップ
テクノパンク
時間3分10秒
作詞者平沢進
作曲者平沢進
その他収録アルバム
IN A MODEL ROOM収録順
- 美術館で会った人だろ
(1)
ヘルス・エンジェル
(2)

美術館で会った人だろ』(びじゅつかんであったひとだろ )とは、P-MODELの楽曲である。初期Pを代表する楽曲である。

概要[編集]

1stシングル「美術館で会った人だろ」及び1stアルバム「IN A MODEL ROOM」に収録されている。

作詞・作曲及び歌唱は、P-MODELのリーダーである平沢進。本曲はマンドレイクの頃から演奏されている。

美術館放火する」という今だとクレームが来そうな過激な歌詞が特徴。

イントロには、SH-3が[1]、間奏には800 DVが使われている[2]

解凍期P-MODELの楽曲である「NO ROOM」のイントロと間奏は、美術館で会った人だろのセルフオマージュである。

イントロのメロディーは、The Atlanticsの「Turista」という楽曲が元になっている。

後にP-MODELのメンバーになる福間創は、20歳まで美術館で会った人だろをヒカシューの曲だと思っていた[3]

還弦主義のランキングでは、1位だったが、シリアスになるため不採用になった。

バージョン[編集]

demo ver.
演奏が生き生きしており、声のニュアンスもいい。
IN A MODEL ROOM ver.
ROCK is LOFT、ロックNippon 土屋 浩セレクション、Kingソングス of ニューウェイヴ、SAKUMA DROPS、ワーナー・イヤーズ・シングル・ボックス、P-TRICK PLANに再録された。
P-PLANT CD Vol.1 ver.
音程が少し変更されている。
VIRTUAL LIVE-1 ver.
本曲のライヴ風アレンジが収録されている。

影響[編集]

初音ミクsingsニューウェイヴには、ぶっちぎりPと鏡音リンによるカバーが収録されている。

アーバンギャルドの「保健室で会った人なの」や狐夢想の東方アレンジ曲「図書館で会った人だぜ」は、美術館で会った人だろをオマージュしている。

アイドルマスターシンデレラガールズの楽曲である「OTAHEN アンセム」のイントロが「美術館で会った人だろ」に類似していたため、2020年4月9日に「P-MODEL」がTwitterのトレンドに入るという事態になった。

ライヴ[編集]

BITMAP 1979-1992」には、1980年のライヴツアー「P-TRICK PLAN Vol.1」の名古屋公演で本曲が演奏された時の映像が収録されている。

NHKの「600 こちら情報部」や東京12チャンネルの「ステレオ音楽館」でヒカシューPLASTICSと共演した時には、P-MODELは美術館で会った人だろを演奏している。

1992年3月18日のライヴ「P-MODEL TOUR'92」でも演奏されているが、BITMAPには未収録である。然し還弦主義のサイトで試聴することが出来た。

平沢進のツアー「ヴァーチュアル・ラビット・ツアー」では、ロシアン・トビスコープに混入した。

P-MODELのラスト・ライヴである「音楽産業廃棄物取扱技能者総決起集会!」でも演奏されており、演奏している様子は「音楽産業廃棄物 P-MODEL OR DIE」に収録されている。

平沢が参加したヒカシューのライヴ「ヒカシューの絶景クリスマス」では、「美術館で会った人だろ」が演奏されており、平沢はギターを演奏し、巻上公一が歌唱した。この様子はDVD「絶景」に収録された。

秋山勝彦が参加した2014年12月16日に開催されたライヴ「Night of Music Explorers」でも演奏された。

脚注[編集]

出典
  1. hirasawaのツイート2023年7月13日確認。
  2. hirasawaのツイート2023年7月13日確認。
  3. hajimeのツイート2023年7月13日確認。

関連項目[編集]

メンバー 平沢進 - 秋山勝彦 - 菊池達也 - 横川理彦 - 中野照夫 - 田中靖美 - 三浦俊一 - 高橋芳一 - ことぶき光 - 福間創 - 小西健司 - 田井中貞利 - 荒木康弘 - 藤井ヤスチカ - 上領亘 - TAINACO
作品
シングル 美術館で会った人だろ - KAMEARI POP - ミサイル - ジャングルベッドII - Demo - Rocket Shoot - ASHURA CLOCK - LAYER-GREEN
アルバム IN A MODEL ROOM - LANDSALE - Potpourri - Perspective - ANOTHER GAME - KARKADOR - ONE PATTERN - P-MODEL - big body - - 電子悲劇/~ENOLA - 音楽産業廃棄物~P-MODEL OR DIE
映像作品 MOIRE VISION - 三界の人体地図 - BITMAP 1979-1992 - ENDING ERROR - 非局所性LIVEビデオ - 音楽産業廃棄物 P-MODEL OR DIE
P-MODELの楽曲
1st 美術館で会った人だろ - ヘルス・エンジェル - ルームランナー - ソフィスティケイテッド - 子供たちどうも - KAMEARI POP - サンシャイン・シティー - 偉大なる頭脳 - ホワイト・シガレット - MOMO色トリック - アート・ブラインド
2nd オハヨウ - ダイジョブ - 「ラヴ」ストーリー - ドクター・ストップ - タッチ・ミー - ナ・カ・ヨ・シ - ミサイル - リトル ボーイ - I AM ONLY YOUR MODEL - ワン・ウェイ・ラヴ - 異邦人 - 地球儀
3rd ジャングルベッドⅠ - ジャングルベッドII - Different≠another - いまわし電話 - Potpourri
4th HEAVEN - 列車 - Zombi - シーラカンス - うわばみ - Perspective - Solid Air - のこりギリギリ - PerspectiveII
5th HOLLAND ELEMENT - ATOM-SIBERIA - フ・ル・ヘッ・ヘッ・ヘッ
6th KARKADOR - サイボーグ - 1778-1985 - LEAK
7th OH MAMA! - LICORICE LEAF - Zebra - おやすみDOG - Another Day - サンパリーツ
8th SPEED TUBE - 2D OR NOT 2D - GRID - LAB=01 - ERROR OF UNIVERSE - GO AMIGO - NO ROOM
9th 幼形成熟BOX
10th 夢見る力に - Rocket Shoot - Http
11th ENOLA - ASHURA CLOCK - Black in White - COLORS
12th 論理空軍
SCUBA FROZEN BEACH - BOAT - LOOPING OPPOSITION
モンスター MONSTER A GO GO - コヨーテ - MONSTERS A GO GO - CALL UP HERE
その他 VIVA! 恋人達 - カナリアの籠展開図 - 二重展望 - Lesson 1000 - Heavenizerのための例題 - OPENING SE 1992
P-MODELの未音源化曲一覧
発売中止作品 モンスター - アナザーデイ - Future Screen of Tokyo New Wave 1999
その他 PerspectiveII - 不許可曲集 - ANOTHER ACT - SCUBA - P-MODEL BOX - LIVEの方法 - PAUSE - Corrective Errors - SCUBA RECYCLE - VIRTUAL LIVE (1 - 2 - 3) - P-PLANT CD Vol.1 - 太陽系亞種音 - ワーナー・イヤーズ・シングル・ボックス - P-TRICK PLAN
ライブ ERROR OF UNIVERSE - ERROR FORCE - ENDING ERROR - 進化の軌跡 ガラパゴス島の待ち伏せ男 - P-MODEL TOUR'92 - 非局所性LIVE
契約会社 ワーナー・パイオニア - ジャパンレコード - アルファレコード - ポリドール - ディスクユニオン - 日本コロムビア - マグネット
関連グループ MANDRAKE - - 此岸のパラダイス亀有永遠のワンパターンバンド - IKARI - 不幸のプロジェクト - 核P-MODEL
関連項目 音楽産業廃棄物〜P-MODEL OR DIE - MOIRE CLUB - 凝集する過去 還弦主義8760時間突弦変異) - 未音源化曲一覧 - 中野サンプラザ騒動