等級制度
ナビゲーションに移動
検索に移動
等級制度 (とうきゅうせいど)とは、威厳ある公的な機関が、人物や組織に対し、その立場に応じた階級の差を認めることである。軍隊の階級や位階、冠位十二階がこれにあたる。また、公共交通機関の室内設備に差を設け、それぞれに対する運賃を設けた制度でもある。このほか、鉄道駅、国道や自治体(北海道のみ)についても同様なことが行われた。
実例[編集]
乗り物[編集]
所得や身分に応じて使用する設備を選び、対価を支払うことになる。
船舶[編集]
豪華ホテルと同様な設備から雑魚寝まで様々ある。利用者は使用する食堂やロビーも分かれている。
鉄道[編集]
日本国有鉄道では、1969年5月8日まで存在した。それ以降は運賃はモノクラスとなり、豪華な設備を欲する者はグリーン料金を支払うことになった。
帆走軍艦[編集]
17世紀半ばから19世紀半ばのイギリス海軍の帆走軍艦には大砲の数に応じて1等艦から6等艦まで存在した。
北海道の自治体[編集]
内務省の半直轄地だった北海道では、町村を財政の自立性で、内務省補助の必要な二級町村と自立性の高い一級町村に区分した。1946年10月に消滅。
国道[編集]
1952年に、主要国道の一級国道と枝線国道の二級国道に区分され、二級国道は3桁の番号が付与された。1965年に一般国道として等級が廃止された。