磨製石器

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磨製石器(ませいせっき)は、打製石器を磨いて作られた古代の刃物。コントロール性が抜群のため、手で持って使われていたのはこの石器。この道具を使っていた時代のことを新石器時代という。なお、日本においては、岩宿遺跡から打製石器は出土したため、新石器時代があったことは明らかになっているが、磨製石器が出土しているが、日本の文化として特徴的な土器が出土されたため、縄文時代弥生時代という括りになっている。

概要[編集]

磨く方法としては、砂で磨くことが挙げられる。(だいぶ話がそれるが、野球アンパイアも試合前に砂でボールを磨いているらしい。つまり、砂で磨く技術というのは現代でも通用するものということ)多くのものは、石包丁や木を切るための道具として利用された(当時の食生活の中心が、採集狩りによって得た肉だったため、そして木を切ることで住居の一部としても利用ができる)。表面の凹凸を減らせば減らすほど利便性が向上する(包丁も磨くと使いやすいでしょ)。

磨製石器から打製石器への変化は、文明の発展(技術の向上)の証拠になっている。

時代[編集]

地域によって磨製石器が使われ始めた時は異なっていて、時代区分に曖昧なところがある。場所によっては、200年前まで磨製石器を使っていたり、いまでも使われていたりする地域も存在する。

発展[編集]

弥生時代には、稲作が伝来したが、この際にも磨製石器によって稲を刈り取っていたと考えられている。