知覧特攻平和会館

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知覧特攻平和会館(ちらんとっこうへいわかいかん)は、鹿児島県南九州市知覧町郡(旧川辺郡知覧町)にある歴史博物館である。

概要[編集]

知覧武家屋敷群の南西、コミュニティーセンターのすぐ近くにある博物館である。

太平洋戦争期の昭和17年(1942年)、大刀洗陸軍飛行学校知覧分教所が開校され、少年飛行兵や学徒出陣の特別操縦見習士官らが訓練を重ねる場所となっていた。ところが、戦況が大いに悪化したので、昭和20年(1945年)に本土最南端に特別吉が置かれることとなり、沖縄戦の際には特攻隊員がこの基地から片道切符を手に飛び立ち、肉弾攻撃を行なって尊い命を散らせることになった。

基地跡に現在建てられた博物館には、沖縄戦の際に特攻して戦没した1035名の尊い隊員の遺影・遺品・遺書・絶筆などを展示している。この中にはまだまだこれからという将来あった若者らが「出撃前夜の腕相撲」「出撃20分前の腹ごしらえ」「別れの盃」の写真などがある。そのほか、零式戦闘機や三式戦闘機「飛燕」なども見ることができる。また、すぐ近くに特攻隊員の霊を祀る特攻平和観音堂、その参道に対面して立つ特攻勇士像「とこしえに」と母の像「やすらかに」があり、いずれも平和の大切さを現在に伝えている。

アクセス[編集]

  • 中郡または知覧営業所バス停から徒歩で20分。

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