生物

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生物の画像

生物(せいぶつ)とは、動物植物微生物など生命をもつもののことである。今この記事を読んでいるあなたも「人間」という生物である。ちなみに「なまもの」と読んだ場合には、魚類などの生の食品をいう。

概要[編集]

現在の地球上の生物に限って言えば、最も明確に生物を定義する特徴は、細胞から成り立っているということである。細胞は先述の生物の定義に於いて、生物と見なせる最小の単位である。
生物と非生物の境界がどこにあるかは意見が分かれる[1]が少なくともそのあたりの領域にウイルスリケッチアがあり、ときには狂牛病で有名になったプリオンやプラズミドなどもある。これらはに生きた細胞の存在なしには何もできないが、適当な細胞の存在下では一定の活動を行い、自己複製を行って数を増やし、他の細胞へと侵入することができる。それは明らかに生物である細菌類の病原体の振る舞いと変わらなく見える。構造的に細胞からなるリケッチアは生物に入れられる例が多いが、リケッチアも単独では自己増殖能力がないため、境界領域においてはこの3つの能力を基準にした厳密な線引きは難しい。細胞の構造を持たず、自己増殖能力にかかわる構造を自らの中に持たないことから、ウイルスは生物ではないと見なす判断が慣習的には多い。ただし、その存在の起源に生物が関わった可能性は高く、生物に無関係とは考えられない。

生物の歴史[編集]

この種の数字は、生物学者の中でも、学者によりそれなりに解釈が異なる。そのため、下記の記述は諸説あるうちの一説に過ぎないことに注意されたい。とくに、「『地球がどんな環境にあったか』『その環境の成立にあたって、どんな生物が関わったか』『その結果、どんな生物が生まれ、どう進化していったか』といった視点なしには生物の歴史を語ることはできない」という硬派な研究者もいる。

脚注[編集]

  1. 化石や珪藻土や石灰岩は鉱物の扱いである。

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • フレッド・ホイル『暗黒星雲』
  • マイケル・クライトン『アンドロメダ病原体』
  • ルイス・A. フランク著/加藤珪、山本 裕之訳『水惑星の誕生 ― 地球の水は宇宙の果てから飛来した』
  • スティーヴン・ジェイ・グールド『ワンダフル・ライフ ― バージェス頁岩と生物進化の物語』(ハヤカワ文庫 NF)