玉袋ゆたか

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玉袋ゆたか(たまぶくろゆたか)とは、日本全国の温泉地を美少女キャラクター化して地方活性化を狙うメディアプロジェクト「温泉むすめ」への皮肉、ミラーリング[注 1]を目的としてTwitter上の自称フェミニストが生み出した性的なキャラクター。多くのSNS上で脚光を浴び、称賛を集めた。原作者が韓国在住とする情報には根拠がなく、デマの可能性がある。

概要[編集]

身長155cm、体重38kgの「温泉むすこ」。男の娘[注 2]を彷彿とさせるアニメ調のキャラクターで、浴衣姿だが下半身は露出しており、陰茎と巨大な睾丸が小さな下着に包まれている。緑色の勾玉の髪飾りも特徴的。有名な男性芸能人似のイケメンからの夜這いを日常的に妄想しては「金玉をキュンキュン」させている。これらの卑猥な要素とは裏腹に「30歳になると消える」という儚さも持ち合わせている。

二次創作ガイドライン[編集]

原作者によって公開された玉袋ゆたかの二次創作ガイドラインは以下の通り[1][2]

  • 二次創作は他人への攻撃・嫌がらせ目的等には使わない
  • エロ・グロ・「倫理的にアレ」な二次創作物に対しては通報する
  • MMDモデル・同人誌・グッズ等に関しては「玉袋大明神総本社のキャラの二次創作」のような明記をすること
  • 身体的には男子、性自認は男、性的指向も男性相手、というキャラの特徴を尊重すること

経緯[編集]

温泉むすめ公式サイトでの問題箇所とそれに対する公式の対応
キャラクター名 問題箇所 公式の対応
和倉雅奈 「肉感もありセクシー」 削除
定山渓泉美 特技が「スカートめくり」とする記述やキャッチコピー
小野川小町 「夜這い」を期待しているという説明
(全てのキャラクター) 高校生だと設定されていた学年の欄

2021年11月15日にフェミニズムを標榜する名の知れたTwitterユーザーの一人が、温泉むすめ公式サイトに掲載されたキャラクターに関する設定の一部が女性への性的搾取に当たるとする批判的な投稿を行った。これをきっかけに自称フェミニストのネットユーザーらによる非難が加熱し、温泉むすめ公式は問題箇所を削除するに至った。

この騒動の渦中、同月19日にTwitter上の別の自称フェミニストがミラーリング[注 1]に沿う形で、男性器が強調されたキャラクター「玉袋ゆたか」のイラストを投稿した。これは温泉むすめの性的描写を問題だと思わない男性に男性的な性描写を見せつけて嫌悪感を持たせ、自己矛盾に陥らせることが主目的であったが、原作者の意図に反して一部ネットユーザーから高い評価を受け、一時は「玉袋ゆたか」がYahoo!検索急上昇ワードで1位になり、Twitterのトレンドワード一覧にも掲載される事態となった。これを受けた玉袋ゆたかの原作者は一時的に二次創作を「全面禁止」し、性自認は「神」である等と自身の胸の内を吐露した[3]2021年11月28日には、玉袋ゆたかを運営するアカウント「玉袋大明神」から条件付きで二次創作を解禁する旨が発表された[1]

また余談であるが、キャラクターを創作した人物をキャラクターの「ママ」と讃える一部ネット上の文化にかけて、玉袋ゆたかの原作者はしばし「お袋」という愛称で親しまれていた。

2022年1月10日、「玉袋大明神」が、Twitter上で活動している絵師の絵を取り上げて批評した際に自身のフォロワーから苦言を呈され、これに報いる形でアカウントを削除した[4]

注釈[編集]

  1. a b フェミニストやミサンドリストが女性蔑視的だと判断したものを真似て男性向けに仕返し、女性蔑視がどれだけ酷いものかを分からせる行為。元は韓国のコミュニティサイト「メガリア」にて、別の韓国のコミュニティサイト「日刊ベストストア(イルべ)」の女性差別的なユーザーに対抗する手段として生み出された。
  2. 少女のような容姿の男子。

出典[編集]