法桜祭

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日本大学学園祭 > 法桜祭

法桜祭(ほうおうさい、英語:phoenix-festival)とは日本大学法学部の学部祭である。

概要[編集]

法桜祭は法桜祭実行委員会を中心として、学生主体で作り上げている学部祭であり、毎年高校生や近隣住民など多くの人が訪れている。学生主体で取り組んでいるため、その年の実行委員の数によって企画数などが毎年変化する。今年で第31回目を迎える歴史ある行事である。

2009年に行われたレッツエンジョイ東京主催の「学園祭グランプリ」第1回大会において準グランプリに選ばれた。

第31回法桜祭[編集]

今年の法桜祭のテーマは「NEXT STAGE」である。これは「第三十回という大きな区切りを終えて、現状に満足せずまた新たに法桜祭を作り上げていこう」ということである。第31回は10月30日から11月1日まで開催される。

企画[編集]

今年の法桜祭で行われる予定の企画は全部で12個である。以下に挙げているもので幽霊講堂Ⅲから福引きまでが実行委員が打ち立てた本部企画であり、模擬店No.1決定戦から演武会までが毎年恒例でサークル団体などが作る一般企画である。

幽霊講堂Ⅲ[編集]

幽霊講堂」とは、日本大学法学部法桜祭で行われ、今年で3年目を迎えるお化け屋敷企画である。学園祭史上最恐との呼び声も高い。 例年3号館で行われていたが、2010年度では2号館で行われる。今年の開催日時は、法桜祭1日目(10月30日)の11時~17時と法桜祭2日目(10月31日)の10時~17時の連日開催となっている。

第1弾「幽霊講堂 封鎖扉の奥」は全長100m、来場者数220人、リタイア者20人、総製作時間25時間、所要時間20分、待ち時間2時間を記録し、第1弾として好スタートを切った。来場者は大学側に依頼された捜査員という設定で企画に参加した。

「幽霊講堂 封鎖扉の奥」あらすじ

『都内の某大学で、立て続けに生徒が謎の失踪を遂げるという不可解な事件が起こった。鍵を握っているのは、大学の教授・K。 彼は自分の研究室で、学生を実験体に使い夜な夜な不老不死の研究をしていたのだ。 大学側はこの事件に終止符を打つため、捜査員に真相の究明を依頼したのだった・・・。』

第2弾「幽霊講堂Ⅱ」では前作よりもさらに規模が拡大化され、全長200m、来場者数400人、リタイア者30人、総製作時間30時間、所要時間30分を記録した。規模拡大の反面、回転率を上げ、待ち時間を1時間近く短縮することに成功し、より多くの来場者が企画に参加することを可能にした。ストーリーは前作の続きで、この年も来場者は大学側から依頼された捜査員という設定で企画に参加した。

「幽霊講堂Ⅱ」あらすじ

『前作にて捜査員が潜入してから長い時間が過ぎ、封鎖された講堂での一連の失踪事件は都市伝説と化していた。 ある日、この呪われた講堂のうわさを聞きつけた大学生4人組が、封鎖された講堂へ侵入。1人は何とか生還を果たしたが、残りの3人は以前消えた学生同様、謎の失踪を遂げてしまった・・・。 K教授による怪事件はまだ終わってはいなかった。大学側は再び捜査員を投入。 果たして捜査員はこの事件に決着をつけることはできるのか。』

幽霊講堂唯一の欠点は、待ち時間の長さである。しかし、この待ち時間の長さは人気の企画であるという、いわばシンボルのようなものだといえる。昨年の「幽霊講堂Ⅱ」で実施したアンケートでもやはり待ち時間の長さの指摘はあったものの、どの来場者にも満足してもらえたことがわかっている。「幽霊講堂Ⅲ 哀しみの供花」では、さらに規模が拡大され、来場者を恐怖へ落とし入れるだろう。ちなみに今年のストーリーは以下である。

「幽霊講堂Ⅲ 哀しみの供花」

『ある大学で女子学生が自殺した。彼女の名前は亜梨栖(ありす)。亜梨栖はサークル内でいじめに遭い、それを苦にして自殺してしまった。大学側はいじめがあった事実を隠し、亜梨栖の自殺に対して大学側は何も関与していないとし、もみ消した。その後、大学では次々と学生が惨殺されるという怪事件がおきはじめる。惨殺された学生はすべて亜梨栖をいじめたサークル関係者だった。警察が立ち入るもいまだ犯人につながる証拠もなく、怪事件として処理された。そして、大学側はこの怪事件に終止符をうつべく大学を改装した。しかし、亜梨栖が自殺した現場だけは何度工事を試みても工事中に作業員が謎の事故に巻き込まれたり、亡くなったりしたため、作業は難航の一途を辿り結局改装出来なかった。 大学側はこの事件の背景に亜梨栖がいることを知っていたが、これで亜梨栖の怨念が消えるならと対処しないでいた。そして、だんだん惨殺がエスカレートしていき、次第には自分のいじめを見てみぬ振りをしてきた友人たちをも惨殺していく。』

今年度の「幽霊講堂Ⅲ 哀しみの供花」は、亜梨栖が自殺した某大学の校舎を舞台とした歩くタイプのお化け屋敷であり、入場者は亜梨栖の友達としてお化け屋敷へ入場することになる。一度に入れる上限は3名である。入場者には入り口でペンライトが渡され、完全に遮光された場内で入場者はペンライトの灯りのみを頼りに進んでいかなければならない。またペンライトと同時にベルとお供え用の花が渡される。リタイアしたい場合はこのベルを鳴らしてもらう。来場者は亜梨栖の怨念をしずめるため、場内のある場所に花をお供えしなくてはならない。昨年は、館内整備の前までに並んでいた来場者には整理券を配布した。今年も整理券を使用する予定だが、現段階(2010年6月16日)では確定していない。

お化け屋敷を作る過程の第一段階はまず紙に起こすことから始まる。お化け屋敷実現のためには必要不可欠な協力スタッフを募集したり、大道具・小道具を作成したり、演出の仕方を考えたり、とにかく一から全てを作り上げている。ここでいう協力スタッフとは、日本大学法学部生から募集をかけ、お化け役や案内スタッフをやってもらう人達のことである。法桜祭準備日までにこのように構想を練り、準備日にその構想を実現させる。実現にはかなりの時間がかかり、朝から翌日営業開始時間ぎりぎりまで準備をしている。

来場者を楽しませることが第一目的だが、作り手自身も楽しみながら作れる企画、それが「幽霊講堂」である。

フェニックスコンテスト[編集]

通称フェニコン、日本大学法学部の男女ナンバー1を決める企画である。一見、他大学、他学部でいうミスコン・ミスターコンに似たようにも見えるが、フェニコンは見た目だけではなく、内なる人間性や価値観、知性等に重点を置いて出場者を評価している。毎年法学部本館3階大講堂で行われ、法桜祭の目玉イベントの一つとなっている。

第27回法桜祭(2006)からスタートし今年で5回目を迎える。以下イベント名とサブテーマである。

  • 2006  Phoenix Contest‘06
  • 2007  フェニックスコンテスト‘07 ~頑張る君は美しい~
  • 2008  フェニックスコンテスト‘08 ~君の魅力を伝えるとき~
  • 2009  フェニックスコンテスト‘09 ~飾らない君色が見たい~
  • 2010  フェニックスコンテスト‘10 ~Japanese・beauty 和~ (本年)

フェニックスコンテスト‘10

テーマは「Japanese・beauty 和」。日本独特の内なる人間性や価値観、知性はもちろん、ファッションセンスや見たままの美といったものにも重点を置く内容になることが明かされている。

模擬店PRバトル[編集]

模擬店PRバトルとは、サークル・ゼミ団体が出店する模擬店の中から看板娘・親父を選出してもらい、その2名が自分の模擬店のPRタイムをかけて3つのゲームに挑戦し優勝を目指すというイベントである。今年は『P・B・T』、つまりPower(体力)、Brain(頭脳)、Teamwork(チームワーク)をコンセプトに据えたゲームを行い、また、歩行者天国を最大限に活用することでよりアクティブなイベントになる。

[日程]10月30日(土) 法桜祭1日目

[時間]12時10分~13時20分

[場所]野外特設ステージ

[ゲーム内容]

第1ゲーム:「二人三脚」

PowerとTeamworkが必要となる。

コース上に設置した試練をくぐり抜けてゴールを目指す。タイムトライアル式で行う。

第2ゲーム:「親父は体力!娘は頭脳!」

PowerとBrainが必要となる。

親父が腹筋を10回したら娘が問題に解答できる。間違えたら繰り返し…親父にとっては地獄をみるかもしれない……

第3ゲーム:「合わせましょう♪」

Brain、Teamworkが必要となる。

あらかじめ1つの問題に対する解答を「A」・「B」というふうに分け、親父が「A」を、娘が「B」の穴埋めをし、2人の解答が揃ったら正解となる。

模擬店No.1決定戦[編集]

模擬店No.1決定戦とは法桜祭模擬店出店団体がより法桜祭を楽しみ、法桜祭を盛り上げることを目的とし、ポイントの振り分けられた各企画に模擬店出店団体が参加し、ポイントの総合合計でNo.1を競い合う企画である。 各バトルは「売上バトル」・「人気投票バトル(味バトル・看板娘・親父コンテスト)」・「模擬店PRバトル」・「フェニックスパレード2010」に分かれている。 「売上バトル」とは、法桜祭中の3日間を通した売上個数を各団体に争ってもらい、一番売り上げた団体をNo.1とするバトルである。 「人気投票バトル」は「味バトル」と「看板娘・親父コンテスト」に分かれている。どちらも来場者に投票して頂く形で決める。 「味バトル」は来場者に気に入った模擬店の商品を選んで頂き投票して頂く形でNo.1を決める。 「看板娘・親父コンテスト」は「ポスターバトル」として看板娘・親父コンテストに参加する団体に各模擬店をPRするポスターを作って頂き、来場者に気に入ったものを投票して頂きNo.1を決める。 「模擬店PRバトル」・「フェニックスパレード2010」はこちら。(リンクを貼る)

また、来場者の方には異なった模擬店商品を食べて頂き、スタンプラリーをすることで「福引き」に挑戦出来る「模擬店スタンプラリー」に参加して頂くことが出来る。

演武会[編集]

演武会とは武道系のサークルに日ごろの練習の成果を発表してもらう企画である。 あくまで日ごろの練習の成果を発表してもらう企画なので、サークルの枠を超えた異種格闘戦などは行われない。 開催日時は法桜祭初日の昼過ぎを予定している。

一昨年までは本館1階喫煙所を特設演武場にして行われていたが、昨年より本館、図書館棟前の歩行者天国に特設ステージを組み行われている。これにより全方向から迫力の演武を楽しめるようになった。

特設ステージはプロレス興行のリングとの兼用となっており、その製作から設営まですべて実行委員が行っている。設営は時間との勝負のため、当日は気迫の篭った実行委員たちがわずかな時間でステージを組んでいく様も見物である。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]