死が二人を分かつまで

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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死が二人を分かつまで」は、欧米のキリスト教式の結婚式で耳にする定番のフレーズ。以下、一例。

あなたは、この女性(男性)を良い時も悪い時も、健やかなる時も病める時も、富める時も貧しき時も変わらぬ愛を誓い、死が二人を分かつまで妻(夫)とすることを誓うか?

「病める時も」「貧しき時も」「死が二人を分かつ」と悪いケースを想定している点が、忌み言葉を避ける日本の結婚式と明確に異なっている。

2009年の GIGAZINE の記事によれば、オーストラリアではこのフレーズを避けて誓約する例が増えているとか(リンク)。ただし、忌み言葉を避けるといった理由ではなく、「死」以外の理由(心境の変化など)で別れる可能性もあるから ―― という、ドライな理由であるらしい。

フィクション作品のタイトル[編集]

  • 『死が二人わかつまで』(原題:Till Death Do Us Part) - ジョン・ディクスン・カーの推理小説。1944年発表。邦題の表記は仁賀克雄の翻訳による。
  • 『死がふたり分かつまで』 - 原作:たかしげ宙、作画:DOUBLE-Sによる漫画。『ヤングガンガン』に2005年~2015年にかけて連載。
  • 『死が二人別つまで』
    • 鮎川哲也の短編推理小説。
    • ティム・マリーニーの短編推理小説。アンソロジー『殺しが二人を別つまで』に収録。

もじっているもの[編集]

  • 『死が共犯者を別つまで』 - 大山誠一郎の短編ミステリー小説。短編集『赤い博物館』所収。
  • 『殺しが二人を別つまで』 - 2007年にハヤカワ・ミステリ文庫から刊行されたアンソロジー。