松永道斎聞書

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松永道斎聞書(まつながどうさいききがき)とは、徳川氏黒田氏鍋島氏細川氏に関する史料である。

概要[編集]

著者・成立年代[編集]

著者は松永道斎は良明、通称は左衛門で、入道とあるので当時は出家していたのだと思われる。成立年代は不明だが、最も新しい記事は慶安4年(1651年)の慶安の変における関係者の鈴ヶ森での処刑を著者本人が見物に行った際の記録である。

この記録は筑前国に赴くことになった大久保次郎左衛門の願いにより、かねてから聞き知っていたことを松永が記したのだという。別称を『井上主計頭覚書』(いのうえかずえのかみおぼえがき)とあり、道斎が話を聞いた人物の1人に井上主計頭という人物があるため、それに由来すると考えられる。なお、松永についてはどういう人物なのかは不詳。

内容[編集]

全2巻。戦国時代末期から江戸時代初期にかけての徳川家康の政道についての聞書、それに同時代の黒田家、鍋島家、細川家の動向について記録している。

家康の最側近だった本多正信の一族・本多加信という人物が正信から聞いた話、家康の落胤とされている土井利勝家老早川弥五右衛門の話など、数人からの聞書となっている。

前半は黒田家や鍋島家など、北九州の大名家について説明しており、朝鮮出兵関ヶ原の戦い、[大坂の陣]]、島原の乱における大名家の動向について記している。特に黒田家については賞賛している記事が多い。後半は家康の政道について賞賛しているが、合戦についての記事は少ない。なお、後半の記事は『古老物語』と重なるものが多い。

脚注[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

参考文献[編集]