文章力

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文章力(ぶんしょうりょく)は、表現力の下位概念。文章で伝え、相手を納得させ、相手の行動を変える能力のこと。

概要[編集]

コミュニケーションは、「情報の伝達によって相手の行動を変えるメッセージング」であるが、それを「記号列」である「文章」によって行うというのは、けっこう高度なコミュニケーション能力を要す。
的確な文章を書く「文章力」のある文章を書く人物は、それだけでも能力が高いといえる[1]。表現力、思考力、語彙力などが必要であり、これらの能力がある者は、比較的に文章力が高い傾向がある。そういう文章だと、読み手側も、嬉しい。なぜなら「解りやすく、腑に落ちて、読んでいて面白い」からである。書籍などにおいても、明らかに書き手側の文章力の違いによって受けとりやすさが違ってくる。そのため、文章力は前述のような「的確さ」以外にも個性もある。具体例としては日本では寺田寅彦佐貫亦男、訳書ではあるがジェラルド・ワインバーグなどがいる。

脚注[編集]

  1. つーても「鼻につく」「目障りである」という人もいるが、そういった人物は研究者には向かない。

参考文献[編集]

  • 岩淵悦太郎『悪文』
  • 木下是雄『理科系の作文技術』
  • 大類 雅敏『そこに句読点を打て!』 (1976)

関連語句[編集]