戦時性暴力
戦時性暴力 (せんじせいぼうりょく)とは、戦争の際に女性に対して行われるレイプのことである。
概要[編集]
戦争において、敵国の全体または一部を占領した軍隊は略奪や殺戮を働くことになる。その際、兵士たちは占領した地域にいる女性たちを強姦することになる。例えば、三十年戦争のマグデブルグの戦いでは、5000人近い市民女性が傭兵たちの慰み者となった。このような事態を防ぐことは軍の指揮官にとっては重要な問題である。
戦時には、敵国(民)に危害を加えることへの抵抗感が弱まるばかりか、外国で悪事を働いても、帰国してしまえば責任を追及されることも報復されることもない。更に、死の危険にさらされている兵士たちには、死ぬ前に何とかして子孫を残そうという本能が働くと言われている。敵の都市を占領し、相手が民間人となった場合、軍対軍の戦闘のときのような緊張感はなくなる。戦友たちが強姦しているのを見れば「強姦をしないと損だ」という心理状態になる。特に共産圏の軍隊は無神論者ばかりで「強姦なんかしたら天罰が下る。地獄に落ちる」という考えが希薄で、戦時には強姦三昧をする傾向がある。
独ソ戦終盤にはヨシフ・スターリンが戦地妻を奨励した影響もあってベルリンなどの都市部で赤軍によるドイツ人女性のレイプが大量発生し問題となった。なお、当時の様子は小説jawp:ベルリンは晴れているかで詳しく描写されているのでお勧めである。他方、ドイツ側では他人種との混血は禁忌とされていたためディルレバンガー部隊やカミンスキー旅団を除き大規模な強姦は発生しなかったようである。
軍が組織的に敵国の女性たちを強姦することもある。これは、その国の男たちに、自国の女たちを守ることもできないという立場を見せ付け、絶望させ、反攻する意欲を削ぐためである。前近代においては、敵国の支配階層の女性を見せしめとしてレイプすることも頻発した。例えば、女真族によって北宋が滅ぼされた靖康の変では、徽宗の妃である閻宝瑟らが強姦され、皇女である趙嬛嬛は売春婦とされた。現代では民族浄化の一環として強姦が利用されることがある。ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争では、強制収容所に入られれた女性たちは妊娠するまで犯された後、堕胎不可能な時期になるまで拘束され、出産を強制された。
女性兵士が捕らえられれば、高い確率で敵によって輪姦された。前近代ではジャンヌ・ダルクが有名である。現代ではクルド女性部隊の女性兵士がイスラム国に捕らわれてレイプされていると言われている。
また、自軍の女性兵士たちも性的欲求のはけ口とされることは多い。アメリカ軍では女性兵士の約3割が同僚や上官に強姦されたことがあるという。これは、女性兵士は日々訓練を欠かさないため、スリムな体型の美女が多いからだと考えられている。
満州国がソ連軍に占領されたときには凄まじい戦時性暴力が発生した。女性たちは難を逃れるために頭を丸坊主にしたという。頭を丸坊主にすることは最初の内は効果が高かったが、全ての女性が頭を丸坊主にしてしまうと 効果は低下したようである。それでも１日に20回強姦されるところが5回だけで済む程度の効果はあったに違いない。満州では女性たちの多くがソ連兵に強姦されて妊娠した。性病を移された者もいた。帰国する船から日本が見えたとき、多くの女性たちが次々に船から身を投げたという。
満州の日本女性たちが戦時性暴力から身を守るために頭を丸坊主にしていたことは、ソ連の将兵によってソ連圏内に言い伝えられていたようである。その教訓からウクライナ女性たちは頭を丸坊主にしているのである。
モンゴル[編集]
モンゴル兵は、占領した国々で婦女暴行三昧をしたことで知られている。
ロシアやウクライナは純粋な白人の国であったのだが、髪の黒い者が少なくない。これは東欧諸国を占領したモンゴル兵の性暴力が原因とされている。モンゴルの騎馬隊は沼地が多いベラルーシを避けて通ったためにベラルーシは難を免れている。
二次元における戦時性暴力[編集]
戦争に負けて犯される美少女、というのは成人向け漫画や同人誌ではしばしば見られる展開である。このような嗜好のことをインターネット上では「戦火の中犯される娘達」や単に「戦火」、「SENKA」と表現することが多い。