愚昧記

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愚昧記(ぐまいき)とは、平安時代末期から鎌倉時代初期にかけての貴族であった三条実房日記である。仁安元年(1166年)から建久6年(1195年)までの記事が断続的に現在に伝わっている。実房は後白河法皇の下で儀式や政務に参画し、左大臣に昇進して院司を務め、源頼朝から議奏公卿の1人に推挙された公武に通じた人物であった。この日記は、当時の貴族社会と武家社会を知る上で非常に貴重な資料であるが、残念ながら独立の史料集としては活字化されていない。