千島列島

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

千島列島(ちしまれっとう)とは、北海道の東からカムチャツカ半島の南にかけて連なる列島である。当地には古来アイヌ人が暮らしていたが、18世紀になってロシアが進出した。1855年の日露和親条約では択捉島以南が日本領、それより北がロシア領とされたが、1875年の樺太・千島交換条約にて全域が日本領となった。しかし、太平洋戦争終結直後の1945年8月、ソ連は千島列島を占領した。その後もソ連・ロシアは千島列島の占拠を続けており、日本固有の領土である北方領土に関しては、返還に向けた努力が続けられている。また、北方領土以外の千島列島は、帰属未定となっている。本列島の南東には千島海溝が存在し、大地震に度々見舞われてきた列島としても知られる。