写真

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写真(photograph)とは、ある対象をカメラなどの撮影機材によって画像として記録したもの。

概要[編集]

」と違う点は、の状態を記録する点である。これはフィルムカメラデジタルカメラも同じで、光を記録するのが感光材かイメージセンサかの違いである。

撮影技術の台頭は当時の画家達に驚きを与え、ポール・ドラローシュは「絵画は死んだ」という言葉を残した。

写真の種類[編集]

色による分類[編集]

モノクロ写真
白黒写真やモノクローム写真ともよばれ、黒と白の濃淡ですべて表現される写真の事である(グレースケール)。初期のカメラはすべてモノクロ写真であった。カラー写真が主流の現在においても、表現手法の一つとして利用されることが多い。また、フィルムのモノクロ現像は自家現像の難易度が低く、フィルム現像の入門として親しまれた時期があった。表現手法としては手軽に撮影できるものの、彩色によるごまかしが効かないために奥深いものとなっているほか、ライカからデジタルのモノクローム専用機が発売されるなど、根強い人気がある。色彩考証を重ねた上で過去の歴史的なモノクロ写真をカラー化させる試みもある。
カラー写真
現在の主流の写真。写真といえば通常はカラー写真である。かつてはネガフィルムから印画紙に焼き付けていた。この印画紙は感光材が塗布されており、ネガフィルム用の印画紙は色や明暗が反転して反応するため、既に逆転して記録されているネガフィルムを通した光を感光すれば通常のカラー写真になる。撮影した画像の調整はこの焼き付けの際に行われ、明るさなどの補正が行われる(モノクロ写真も同様)。世界初のカラー写真は1861年ジェームズ・クラーク・マクスウェルによるリボンを写したもの[1]

記録方式による分類[編集]

アナログ写真
銀塩写真が代表的な例である。フィルムや感光板に像を記録する方式とするのが一般的。近年は工程の一部がデジタル化していることもあるほか、ソニーがかつて販売していたマビカのように、イメージセンサでデジタル化した信号をアナログ変調方式で記録する「電子スチルビデオカメラ」というカメラが存在した。なお、ビデオとスチルという相反する名称であるが、これは「静止(スチル)した映像(ビデオ)」からつけられたという。分類が非常に難しい。改ざんが容易にできないため、捜査機関や工事業者などを中心に2010年代くらいまで需要があったが、デジタル化が進んでいる。
デジタル写真
近年主流のデジタルカメラで撮影された写真。電子データであるためコンピュータで扱いやすく、インターネットを通じてやり取りできるため爆発的に普及している。画像の調整や編集が容易であり、Adobe社がリリースしているPhotoshopなどがレタッチソフトとして有名である。また、デジタル一眼レフカメラなどはJPEGに圧縮しないRAW撮影機能があり、このRAWファイルからJPEG画像に調整しながら書き出す行為をフィルムの現像にたとえて「RAW現像」という。RAW現像ソフトとしてはやはりAdobe社の「Lightroom」が有名。改ざんがフィルムに比べて容易のため、改ざん防止機能が付いたメディアと対応するカメラが捜査機関や工事業者・調査業者などを中心に普及している。

用途による分類[編集]

スナップ写真
ポージングやレフ版や三脚などの機材を使わない、ありのままの写真といわれる。スタジオでの撮影や集団旅行の集合写真と違い、日常を切り出したありのままの写真である。ポージングをしないことが多いが、カメラに気付いてのピースサイン程度はスナップ写真に含むことがある。日本においては肖像権の関係上で議論が上がっている。
証明写真
身分証明書免許証などに使われる写真。用途により複数のサイズがあるものの、共通事項として「背景無し」「帽子サングラスマスクは着用しない」「無表情」などが挙げられる。

証明写真が必要な場所の近くには証明写真撮影機が設置してあることが多い。

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関連項目[編集]

注釈[編集]

  1. 三原色のフィルターで撮影した3つの画を重ね合わせた