久沼さゆ

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久沼 さゆ(ひさぬま さゆ)は、『凪のあすから』に登場する架空の人物。

設定[編集]

声 - 石原夏織

概要[編集]

潮留美海の親友でクラスメイト。先島光とは喧嘩することが多い。要との思い出も書いてあるだいじノートを持っている。好きな相手である要

第一部[編集]

小学3年生の女の子。クラスでいじめにあっていたが、美海がそのいじめに加担しなかったことで、今度は美海がいじめられてしまう。そうした経緯から彼女に協力したいと思い、親友となった。父親の潮留至先島あかりと付き合っているという話を聞いて、とまどって二人の仲を邪魔しようとしているのに協力している。

何とか美海に協力しようとおじょし様を壊してしまうが、そのときには美海が光に惹かれていたこともあり、美海に怒られてしまう。そして、落ち込んでしまったところを伊佐木要に諭されて光に謝罪して、おじょし様作りの手伝いをすることになる。同時に要に好意を持つようになるが、9歳と14歳という年齢差もあって恋愛対象としては見られず、さらに要が比良平ちさきに好意を持っていることを薄々わかってしまい、悩んでしまう。

第二部[編集]

美濱中学校の2年生になり、要がいなくなったことで自立した女になろうと、かつては苦手だった勉強をするようになった。ただ、要への想いは断ち切れておらず、おふねひきの事件以来5年間行方不明となっている要が戻らない中で、光が戻ってきてはしゃいでしまった美海と喧嘩してしまう。光の仲裁もあって仲直りをした直後、要が帰還。要と再会するが、5年間で外見的に成長したこともあってさゆだとすぐには気づかれず、その場から逃げ出してしまう。そして、5年間も同じ人を想うなんてビョーキだと語って美海と再び喧嘩してしまう。だが、美海と別れた後にさゆだと気づいた要が同じ場所に会いに来て5年前と同じように頭をなでられたことで、自分がビョーキであると改めて自覚した。

要の悟ったような言動を見て、美海に「要に告白する」と宣言。第二十四話で、ちさきと紡のことを見て辛くなっていながらも、なんともないように振舞おうとする要を追いかける。そして、女の子として見られるように頑張ったと言った後に「あんたがいない間も、あんたはここにいた。ちゃんとこの真ん中にいた」と告白。その告白に対して、要は「本当は寂しかった。(中略)僕のこと誰も待っていてくれなかったんじゃないかって」と誰にも言えなかった心情を初めて語った。さゆは振られると思っての告白だったが、「同じ年の一人の女の子としてさゆを見ていく」という希望の持てる返事を聞かせてもらうことができた。

最終話では、要の前に出るときに髪形を変えて大人っぽく見られようとしている場面がある。

外部リンク[編集]