三島亜紀子

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三島 亜紀子(みしま あきこ、1971年 - )は、絵本作家、社会福祉研究者[1]同志社大学嘱託講師。専攻は社会福祉学・障害学・社会学[2]

略歴[編集]

兵庫県出身[3][注 1]。1991年大学に入学。2年生の頃からバックパッカーとして主にアジアで写真を撮影した[6]。学部の頃は当時神戸にいた内田隆三に師事したとされ[7]、卒業後は福祉系の大学院に進みたかったが、学費の目途が立たず「ブラック」な教材販売会社に勤めて学費を貯めた[6]。2005年大阪市立大学大学院生活科学研究科博士課程単位取得退学[4]。2002年会津大学短期大学部講師、2005年東大阪大学こども学部講師、2008年准教授、2013年教授(4月 - 9月)、同志社大学社会福祉教育・研究支援センター嘱託研究員( - 2015年)、ケンブリッジ大学社会学部客員研究員( - 2015年)、2016年同志社大学嘱託講師[8]。2017年「ソーシャルワークの専門職化の過程に関する研究 : ソーシャルワーク理論とグローバル定義にみる知の変容」で大阪市立大学大学院生活科学研究科より博士(学術)を取得[9]

著書『社会福祉学の〈科学〉性――ソーシャルワークは専門職か?』(勁草書房、2007年)で、2008年6月に2007年度日本社会福祉実践理論学会学術奨励賞、2008年10月に第5回日本社会福祉学会学会奨励賞を受賞[8][10][11]。本書は1999年に大阪市立大学大学院に提出した修士論文「社会福祉の学問と専門職」に加筆・修正を施したもの[7]

著書[編集]

  • 児童虐待と動物虐待』(青弓社[青弓社ライブラリー]、2005年)
  • 『社会福祉学の〈科学〉性――ソーシャルワーカーは専門職か?』(勁草書房、2007年)
  • 『妖怪バリャーをやっつけろ!――きりふだは、障害の社会モデル』(文、みしまえつこ絵、平下耕三監修、生活書院[ともに生きる力をつける絵本]、2010年)
  • 『社会福祉学は「社会」をどう捉えてきたのか――ソーシャルワークのグローバル定義における専門職像』(勁草書房、2017年)
  • 『マンガで考える障害者と社会の壁――妖怪バリャーvs.心のバリアフリー』(著・漫画、平下耕三監修、生活書院、2019年)

訳書[編集]

  • マイケル・オリバー『障害の政治――イギリス障害学の原点』(山岸倫子、山森亮、横須賀俊司共訳、明石書店、2006年)

分担執筆[編集]

  • 黒田浩一郎編『医療社会学のフロンティア――現代医療と社会』(世界思想社[Sekaishiso seminar]、2001年)
  • 見田宗介、内田隆三、市野川容孝編『ライブラリ相関社会科学8 20世紀を考えるⅡ 〈身体〉は何を語るのか』(新世社、発売:サイエンス社、2003年)
  • 日本社会福祉士養成校協会監修『社会福祉士のための基礎知識Ⅰ』(中央法規出版、2003年)
  • 倉本智明編著『セクシュアリティの障害学』(明石書店、2005年)
  • 橋本和明編『虐待と現代の人間関係――虐待に共通する視点とは』(ゆまに書房[シリーズこころとからだの処方箋]、2007年)
  • 倉本智明編著『手招くフリーク――文化と表現の障害学』(生活書院、2010年)
  • 横須賀俊司、松岡克尚編著『障害者ソーシャルワークへのアプローチ――その構築と実践におけるジレンマ』(明石書店、2011年)
  • 日本社会福祉学会編『対論 社会福祉学4 ソーシャルワークの思想』(中央法規出版、2012年)
  • 埋橋孝文、矢野裕俊、田中聡子、三宅洋一編著『子どもの貧困/不利/困難を考えるⅢ 施策に向けた総合的アプローチ』(ミネルヴァ書房、2019年)

脚注[編集]

[編集]

  1. 勁草書房HPでは大阪府生まれ[4]、『児童虐待と動物虐待』(青弓社、2005年)、『マンガで考える障害者と社会の壁』(生活書院、2019年)等では兵庫県生まれ[5][2]

出典[編集]

外部リンク[編集]