ポリバケツ語
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ポリバケツ語(ぽりばけつご)は、「5種類の母音が1回ずつ含まれる日本語の単語」のことである[1]。完全母音語(かんぜんぼいんご)ともいう。
概要[編集]
「ポリバケツ」という単語の母音を書き出すと「OIAEU」となり、日本語の5母音がそれぞれ1回ずつ含んでいることが分かる。このような単語のことをポリバケツ語という。
ポリバケツ語の定義は「5母音を1つずつ含んでいる単語」であるため、ひらがな5文字であることは必須ではなく、「ん」や「っ」を含んでいる場合も含める場合がある。また、長音を含んでいる場合はその部分は1つの母音と考えることもできるため、「越中大門(えっちゅうだいもん)」も該当する単語であると考えることができる。逆に、実際にはカテーホーと発音する「仮定法(かていほう)」は母音が3種類しか含まれないため、ポリバケツ語に当てはまるかは議論の余地があるだろう。
具体例[編集]
- アムロ・レイ (AUOEI)
- 甲斐上野(駅) (AIUEO) - 日本で唯一、母音の並びがAIUEOになっている駅名
- コガネムシ (OAEUI)
- ゴミ捨て場 (OIUEA)
- 多国籍 (AOUEI)
撥音・促音・長音などを含むもの[編集]
- あつみ温泉(駅) (AUIOE)
- 越中大門(駅) (EUAIO)
- ペプシコーラ (EUIOA)
その他[編集]
- 「甲斐上野」や「越中大門」などのようにポリバケツ語となっている日本の駅名は2024年2月現在で(数え方にも依るが、最大限に解釈した場合)28駅が存在する[2]。このうち「滝ノ上」に関しては2024年春のダイヤ改正で廃止となるため、それ以降は27駅に減少する。
- 「ポリバケツ」はポリバケツ語であるが、「ポリバケツ語」自体は母音Oを2回含んでいるためポリバケツ語に該当しない。そのため、それ自身も定義に当てはまる「完全母音句」(母音の並びがAEOIUになっている)という名称がX(Twitter)ユーザーにより提案されている[3]。