ヌマムツ

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

ヌマムツとは、コイ目コイ科の淡水魚である。旧名は「カワムツA型」。

形状[編集]

全長20cm。体形はハヤ型。

側線上方の鱗数が13枚以下。臀鰭分岐軟条数は9軟条。胸鰭や腹鰭の縁はピンク色。

生態[編集]

東海地方山陰地方四国北部、九州北部に分布する。日本固有種である。

カワムツより流れの緩い場合に住む。

分類[編集]

テミングとシュレーゲルによって1846年にZacco sieboldiiとして記載されたが、次第にカワムツと同種であると考えられるようになった。

カワムツには、A型とB型がいると分かった。

2003年に細谷和海らより再検討が行われ、A型はカワムツZacco temminckiiで、B型はZacco sieboldiiであることが分かり、「ヌマムツ」と命名された。