チチブクサビフグ

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チチブクサビフグ
分類
フグ目
亜目フグ亜目
マンボウ科
クサビフグ属
チチブクサビフグ
名称
学名Ranzania ogaii
Uyano & Sakamoto, 1994
和名チチブクサビフグ (秩父楔河豚)
保全状況


チチブクサビフグとは、フグ目マンボウ科に分類される化石魚類である。

概要[編集]

埼玉県秩父市の古秩父湾堆積層で化石が見つかっている。

見つかっている化石は頭部や肩甲帯の一部、椎骨、背鰭・臀鰭の担鰭骨である。

鱗板は規則的な多角形で、中央に顕著な突起が一つある。

体側中央部の鱗板形状は、規則正しい多角形のR. grahamiよりも不規則な多角形であるクサビフグに似る。

発見[編集]

チチブクサビフグは、1994年に上野輝彌と坂本一男が新種記載した。

模式標本は国立科学博物館にあり、レプリカは埼玉県立自然の博物館にて展示されている。

種小名は、化石を発掘した尾ヶ井清彦氏への献名である。

参考文献[編集]