スティーヴン・ワインバーグ

スティーヴン・ワインバーグ（Steven Weinberg, 1933年5月3日 - 2021年7月23日）は、アメリカ合衆国出身の物理学者。アブドゥス・サラム、シェルドン・グラショーとともに、電磁気力と弱い力を統合するワインバーグ＝サラム理論を完成させた。これによって、1979年にノーベル物理学賞を受賞した。

略歴

ニューヨークに生まれる。ハーバード大学の教授などを経て、1982年からテキサス大学オースティン校教授となる。物質の最小単位である素粒子と、それらの間に働く力を説明する標準理論の確立に貢献する理論を提唱し、1979年に他の2人と共にノーベル物理学賞を受賞した。「科学の発見」などの著作もある。

2021年7月23日、テキサス州オースティンで88歳で死去。死因は明らかになっていないが、死去する数週間は入院していたという。

受賞歴

• ロバート・オッペンハイマー賞（1973年）
• ハイネマン賞数理物理学部門（1977年）
• エリオット・クレッソンメダル（1979年）
• ノーベル物理学賞（1979年）
• オスカル・クラインメダル（1989年）
• プリンストン大学ジェームズ・マディスンメダル（1991年）
• アメリカ国家科学賞（1991年）
• 基礎物理学ブレイクスルー賞（特別賞）（2021年）