ジェーン・グラヴァー

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ジェーン・アリソン・グラヴァー(Jane Alison Glover, 1949年5月13日[1] - )[2]は、イギリス音楽学者指揮者[3]

ノースヨークシャーのヘルムスリー出身。ハバーダッシャーズ・モンマス・スクール・フォー・ガールズ[4]を経てオックスフォード大学のセント・ヒューズ・カレッジに進学。ハバーダッシャーズ・モンマス・スクール・フォー・ガールズに通学していた頃に、モンマス・スクールの校長だった父ロバート・フィンレーの伝手でベンジャミン・ブリテンピーター・ピアーズの知己を得た。大学では17世紀のヴェネツィアのオペラに関する論文でドクター・オブ・フィロソフィーを取得し、1973年から同大学のジュニア・リサーチ・フェローとなった。1976年から1986年まで同大学の講師を務め、1982年にはシニア・リサーチ・フェローに昇格。1975年にウェックスフォード音楽祭でフランチェスコ・カヴァッリの歌劇《エリトリア》の上演を指揮して、指揮者として初舞台を踏んだ。1979年にはグラインドボーン音楽祭に初登場し、1981年から1985年まで音楽祭のツアー公演を任された。1983年からBBCの音楽プレゼンターとして地歩を固め、1984年から1991年までロンドン・モーツァルト・プレイヤーズの芸術監督を務めた。2009年から2016年までロンドン王立音楽院のオペラの芸術監督。2012年からニューヨークのメトロポリタン歌劇場にも登場している。

2003年にCBE受勲[5]。2021年にDBEを受勲し、「デイム」の称号を名乗ることが許されるようになった[6]

脚注[編集]

  1. 『The Northeastern Dictionary of Women's Biography』 Northeastern University Press、1999年、228頁。ISBN 9781555534219
  2. Jane Glover (Conductor) - Short Biography”. 2021年8月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月25日確認。
  3. Jane Glover – Store norske leksikon”. 2021年8月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月25日確認。
  4. Alumnae | Monmouth School for Girls”. 2021年8月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月25日確認。
  5. Jane Glover- Bio, Albums, Pictures – Naxos Classical Music”. 2021年8月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月25日確認。
  6. “ロンドン発 〓 演出家のグレアム・ヴィック、指揮者のジェーン・グラヴァーに「サー」と「デイム」の称号”. 月刊音楽祭. (2021年1月4日). オリジナル2021年8月25日時点によるアーカイブ。. http://archive.is/pYzz0 2021年8月25日閲覧。