キリスト教団体

キリスト教団体(きりすときょうだんたい)とは、キリスト教を信じる信者の集団をいう。ここでは宗教法人と宗教団体(法人になっていない団体)の両方を含めて団体とする。日本キリスト教連合会に属する教団が大半であるが、それ以外の教団も含める。

団体の概要[編集]

大きく分けて旧教系と新教系の2区分に分かれる。旧教はカトリックの日本での俗称であるが、統計用語として使われている。新教は、キリスト教のプロテスタントの俗称であるが、これも統計用語として使われている。

宗教年鑑[編集]

宗教統計調査は宗教法人数や宗教法人に係わる教師と信者の人数を文化庁が調査したものである。昭和24年から実施されている。宗教系統別（神道系、仏教系、キリスト教、諸教）、都道府県別により統計調査されている。キリスト教系の団体数は、宗教法人は4690法人、宗教団体は86団体である。信者数の全体合計は1,914,196名となっている。宗教統計調査をまとめたものが宗教年鑑に示されている。これらの統計は、それぞれ文部科学大臣・都道府県知事所轄の包括宗教法人や単立宗教法人、包括宗教団体からの報告に基づいて作成されている。問題点として、第一に信者数や教会数は自己申告による数値であり、正確な申告もあろうが、すべてに対して信頼性の裏付けは取れているわけではない。したがって、目安程度の集計データと考えられる。第二に宗教統計は宗教法人を対象としているため、非法人宗教団体の多い包括宗教団体や単立宗教団体はこの統計の対象外となることである。

宗教年鑑の中から、キリスト教団体別の概況を示す。