ウイグル

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ウイグルは、中国新彊ウイグル自治区などに居住する民族である。

概要[編集]

中国新彊ウイグル自治区東トルキスタンと呼ばれる地域に多く居住している。イスラム教徒が多い他、ウイグル語を話す。ウイグル語はテュルク語族に属し、中国語とは全く似ていない一方で、ウズベキスタンのウズベク語などと近い。

歴史[編集]

かつては、モンゴル北部からロシアバイカル湖周辺にかけての一帯に居住していた遊牧民である。

7世紀には、の支配下であった。その後、紆余曲折を経て独立。8世紀には、モンゴル、東トルキスタンの北部、内モンゴルに及ぶ一帯を支配する大国であったが、その後国が崩壊。ウイグル人は各地に拡散したが、東トルキスタンに移住した集団が現在ウイグル人と呼ばれている。

その後、天山山脈周辺で建国したが、12世紀にはモンゴルから西進してきた西遼の属国となった。しかし、その後モンゴル帝国が台頭すると早々に帰順を選択。13世紀から17世紀にかけて、モンゴル帝国チャガタイ・ハン国ヤルカンド・ハン国の支配下となった。14世紀、15世紀頃からイスラム化していく。

ヤルカンド・ハン国は、北部モンゴル系のジュンカル部に征服され、18世紀はジュンガル領となった。その後、東の清が領土を広げ、19世紀は、20世紀は中華人民共和国の支配に置かれることとなる。

文化[編集]

宗教はイスラム教スンナ派が多数派。

言語は、テュルク語族に属するウイグル語を話す。テュルク語族には、トルコ語やカザフ語などが含まれるが、ウイグル語に最も近いのはウズベク語とされる。語順や文法なども、実は中国語より日本語の方が近い。

脚注[編集]