アンチリテラルの数秘術師
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アンチリテラルの数秘術師(アンチリテラルのアルケニスト)は、兎月山羊のライトノベル。第17回電撃小説大賞で銀賞を受賞した。作画は笹森トモエ。
概要[編集]
設定は近未来の東京。物語の5年前に「東京内戦」と呼ばれる大規模な民衆クーデターが起きており、それによって家族を亡くした人や壊れたままの廃ビルがあるなど、まだ当時の爪あとが残っている。
主人公の男子高校生・冴上誠一は、あるときビルの屋上から少女が飛び降りる姿に出くわす。慌てて駆けつけるが少女は無傷。それからしばらくしてその少女・羽鷺雪名は誠一と同じクラスに転校してくる。しばらくは一見何事もなく優雅に青春を謳歌していた2人であったが、ある日誠一の妹・愛架が都市伝説の人物「赤帽子」(レッドハット)に誘拐される。誠一は妹を探しに街へと出掛けたが、そこに突如現われた羽鷺。それもそのはず、実は、羽鷺は数を操る異能・「数秘術師」(アルケニスト)、赤帽子は確率を操る「災厄の数」(アルヘトス)で、羽鷺は赤帽子を追っていたのだった。その話の直後、誠一は眼から赤い血を流し「無次元数」(スカラー)が“視える”ようになる・・・・・・。
とまぁ数がテーマとなる近未来ファンタジーです。
登場人物[編集]
- 冴上誠一
- 主人公の男子高校生。物語の途中から無次元数が視える特殊能力を開花させ、羽鷺とともに赤帽子を倒すこととなる。
- 元から母と呼べる人は居ず、父も5年前の東京内戦で亡くした。
- 冴上愛架
- 誠一の妹。友達と一緒に赤帽子の都市伝説を検証したら、本当に赤帽子が現われて攫われた(笑)
- 羽鷺雪名
- 数秘術師(アルケニスト)。あらゆる数値(ステータス)を操れるらしい。実は東京内戦の原因にとても深い関わりがあって・・・。
- 秋月杏子
- 警視庁の刑事。都市伝説「赤帽子」を追っている。
- ディエゴ
- 「教団」と呼ばれる赤帽子関連の秘密組織に所属している。
- ラストの方でいきなりパーッと活躍をした、余り詳細が明らかでない人物。正直やっつけ感のあるキャラ。
- 赤帽子
- 「災厄の数」(アルヘトス)。確率を操ることが出来る。
- 登場シーンではいきなり「誠一の心臓が急に心停止を起こす確率」をいじり、誠一を殺そうとした(失敗したけど)。....という例からも分かるとおり、とにかく強い。強い。
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