アモイトラ
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アモイトラ | |
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分類 | |
目 | 食肉目 |
科 | ネコ科 |
属 | ヒョウ属 |
種 | トラ |
亜種 | Panthera tigris tigris |
個体群 | アモイトラ |
名称 | |
学名 | Panthera tigris amoyensis |
和名 | アモイトラ |
英名 | South China tiger |
保全状況 | |
IUCNレッドリスト | 絶滅危惧種 |
アモイトラ(中:华南虎・厦门虎・中国虎・南中国虎
)とは、トラの1亜種もしくは大陸産亜種の地域個体群である。
形状[編集]
体色赤みがかった黄土色で、腹部はすこし明色。 毛はやや長く、縞の幅が広くて、短い。
全長は、2.2~2.65mで、体重は、100~175kg。アジアに生息するトラの亜種の中で最も小さいが、スンダ列島のスマトラトラよりかは大きい。
1910年9月に、宣教師のハリー・コールドウェルが中国の福建省で青いトラを目撃している。このトラは目撃された場所が、アモイトラの生息地だったことからアモイトラの変種とされている。
生態[編集]
中国の福建省、広東省、湖南省、江西省に生息していた。
分類[編集]
2017年に頭骨の比較や分子系統解析から本亜種を含む大陸系トラをPanthera tigris tigrisに纏める説がある[1]。
また遺伝子より、独立亜種説もある[2]。
人間との関係[編集]
1996年からIUCNレッドリストで絶滅寸前に指定されており、1980年代後半から野生の個体が記録されていないため、野生では絶滅した可能性が高い。
中国にいるアモイトラの数は、2017年末に時点で165頭である。
タシナトラ(P. t. styan)は、アモイトラのシノニムとされる。
脚注[編集]
- 出典
- ↑ Kitchener, A. C.; Breitenmoser-Würsten, C.; Eizirik, E.; Gentry, A.; Werdelin, L.; Wilting, A.; Yamaguchi, N.; Abramov, A. V. et al. (2017). “A revised taxonomy of the Felidae: The final report of the Cat Classification Task Force of the IUCN Cat Specialist Group”. Cat News (Special Issue 11): 66–68 .
- ↑ トラ、世界に6種類生息 遺伝子解析、保全強化必要、2022年4月4日閲覧。