アカマンボウ

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アカマンボウ
分類
アカマンボウ目
亜目アカマンボウ亜目
アカマンボウ科
アカマンボウ属
アカマンボウ
名称
学名Lampris megalopsis
Underkoffler, Luers, Hyde & Craig, 2018
和名アカマンボウ (赤翻車魚)
英名Bigeye Pacific Opah
保全状況
IUCNレッドリスト未指定


アカマンボウとは、アカマンボウ目アカマンボウ科の魚類である。

概要[編集]

太平洋からインド洋メキシコ湾に分布する。Lampris incognitusと生息域が重なる。

魚類イカを食べる。

形状[編集]

押しつぶされたように縦に平たい。

背鰭と腹鰭は鎌状で、尾鰭は三日月形である。

体色は、銀色で、上方は暗く、下方は明るい。鰭は深紅色。

体全体、頭部、胸部に不規則な斑点があり、その殆どが円形である。大きい紋は瞳孔よりも小さく、密集する[1]

背鰭の棘はi+50棘、尻鰭は38棘、胸鰭は23棘である[1]

L. australensisよりも目が小さい。

名前[編集]

名前に「マンボウ」と付いているが、マンボウの仲間ではなく、リュウグウノツカイに近い[注 1]

物流名は「マンダイ」。「金魚」「マンボウ」「ヒャクマンダイ」「キンタイ」などの別名がある。

英語では、「Opah[注 2]」もしくは「Bigeye Pacific Opah」と呼ばれる。

種小名は、ギリシャ語で「大きい」を意味する『mega』と「」を意味する『ops』に由来する。

分類[編集]

かつてはアカマンボウ(L. guttatus)とミナミマンダイの2種とされていたが、2018年にUnderkofflerらの研究チームによってアカマンボウを6種に分割することが提案された[1]

日本近海に分布するのは、L. megalopsisであるため、アカマンボウの学名はL. guttatusからL. megalopsisになった[2]

脚注[編集]

注釈
  1. マンボウは、フグ目マンボウ科である。
  2. アカマンボウ科全体の呼び名。
出典