アウトランダー
アウトランダー(OUTLANDER)とは、三菱自動車が製造するミドルサイズのSUVである。
タイヤ外径は704mm~713mmで、やや大きめのタイヤで、タイヤ外径の大きさはイマイチで、最低地上高が210mmと高いステーションワゴンスタイルのハッチバックのボディの車である。ステーションワゴンをベースにSUVの性能や機能をプラスしたもの。凸凹道・砂利道・荒れ地・段差といった未舗装路・オフロードを乗り越えられ、登坂能力も高く、ハードなオフロードの走破性と登坂能力を高めており、機能的には本格的なクロカンSUVとクロスオーバーSUVの中間の機能を持っていて、ボディスタイルがシティっ系っぽいSUVに仕上げてある。運転感覚は、SUVではスポーティーな走行性能を強調している。シャーシ(フレーム)はモノコックという普通のシャーシを採用している。初代のアウトランダーの外観は、クロカンSUV型っぽく見える。3列シートを備え、乗車定員は7人乗りで、荷物室の容量は十分に確保されている。運転席の位置はやや高めで、着座位置とダッシュボード及びボンネットの高さとウィンドウの下端の高さはやや低めに抑え、適度に近く、クリアな視界を確保する。荒れた路面でも乗り心地の良さを維持し、オンロードとオフロードの操縦安定性は良好である。外観はステーションワゴンのSUV型であり、ステーションワゴンがベースとなっているので、背の高さをあまり感じさせないため、コーナリング時の車体の傾きが抑えられており、ボディを支える力が強い。
駆動方式は、FFの2WDをベースに、ロックモード式付きの4WD「電子制御4WD」を採用している。三菱の4WDは、どんなオフロード走行でも大丈夫である。電子制御4WDは、ダイヤル式で、「2WD」「4WDオート」「4WDロック」の3モードが選択できる機能を搭載。様々な道路・路面の状況に応じて3つの走行モードから最適な駆動方式を選んで切り換える機能で、様々な走行シーンに対応する。パートタイム4WDとフルタイム4WDを兼ね備えた仕組みといえる。ダイヤル式は、ドライブモードセレクターともいう。「4WDオート」モードは、フルタイム4WDとなる。「4WDオート」は、オンロードでの常時4WD走行を可能にするモードで、高速走行、濡れた路面、小規模の凸凹道の未舗装路といった、あらゆる路面に共通するモードで、常に高い走行安定性が得られる。フルタイム4WD「4WDオート」モードにおけるタイヤへの駆動力配分は、タイヤの回転数は、走行・路面状況、速度差によって、前後輪の駆動力配分を自動可変しながら走行安定性を高める4WDで、前輪85:後輪15~前輪40:後輪60の範囲で可変する不等トルク配分となり、全輪が駆動される。「2WD」モードでは、タイヤの回転数は、後輪へのトルク配分を行わず、前輪100:後輪0のトルク配分となる。「4WDロック」は、直結モードの4WDで、大きなエンジントルクを持ち、オフロードの登坂路や雪道で使う。特に「4WDロック」での走りは、タイヤはしっかりとオフロードをグリップする。
アウトランダーのチェンジレバーの操作性は、INVECS-IIIの6速スポーツモードCVT。メインゲートのP~Dレンジの4ポジションを配置し、右側にサブゲートを併設して、+/-の2ポジション式スポーツモード機能を備えている。ATセレクターは、「P」-「R」-「N」-「D」-「スポーツモード」のポジションを持つ。-はシフトダウン、+はシフトアップ。スポーツモードを選択した際の操作性を高めている。シフトセレクターをDレンジ位置から右横に移動させるとスポーツゲートに入り、任意にシフトアップ/シフトダウンができる。
アウトランダーのメーターパネルには、2WD/4WD作動表示灯の駆動輪を表示するマルチインフォメーションがある。
2代目以降からは、ハイブリッドシステムを搭載し、プラグインハイブリッド車の「アウトランダーPHEV」が開発された。電気自動車とハイブリッドカーを融合させたアウトランダー。SUVの技術としては世界初のプラグインハイブリッド。駆動方式は、電子制御4WDを搭載している。後輪をモーターで駆動できる4WDシステム(?)。電子制御4WDは、前後のタイヤに搭載された電気モーターで駆動する4WDで、「ツインモーター4WD」ともいう。前後輪を独立したモーターで駆動し、ドライブモードは7種類と多い。EV開発の4WDであり、燃費の良い「4WD ECO」、あらゆる走行環境に対応できる「4WD AUTO」、より力強いトラクションが得られる「4WD LOCK」の3つのモードを搭載している。近距離移動時及び一般道では、ほぼEV走行となり、エンジンがほとんど始動しないので、エンジンの音がほとんどしない。ロングドライブも難なくこなせる。
アウトランダーPHEVには、トランスミッションを搭載していない。クリープ現象はないが、AT搭載車からの乗り換えに違和感がないようにクリープ現象をあえて再現している[1][2]。日常的な走行シーンではほぼEVモードで走るため、ガソリンは極力使わない。PHEVは、中でも100V AC電源で最大出力1500Wまで給電できる。AC100V電源は、ラゲッジルームのデッキサイトに配置されている。4WDのテクノロジーには、4WDの制御装置「S-AWC」を備えている。「NORMALモード」「GRAVELモード」「ECOモード」「POWERモード」「SNOWモード」「TARMACモード」「MUDモード」。車自体が発電してその電力で走れるのが特徴。電気自動車と同じように外部充電機能を備えており、普通充電と高速充電の2つの充電機能を採用する。
アウトランダーのライバル車は、アウトランダーとサイズが近い車、ボディデザインが似た車で、エクストレイル、エスクード、フォレスターが競合となり、ライバル車と比較して値引き競争。
3代目(2021年12月以降)のアウトランダーは、使用燃料はPHEVのみであるが、全幅は1860mmで、ギリギリ大きく、MLサイズというか、Lサイズに近いボディのSUVとなった。
アウトランダーのバック音(リバースポジション警告音、ライト消し忘れ警告音)の音高の周波数は、約977Hz(音名:B4より19セント低い)。
初代[編集]
- 形式=DBA-CW5W
- グレード=24G
- 販売期間=2005年~2012年
- 全長=5ドアのみであり、4640mm
- 全幅=1800mm=Mサイズ
- 全高=1680mm
- 室内長=2515mm
- 室内幅=1490mm
- 室内高=1270mm
- ナンバープレートの分類番号=3ナンバー
- シャーシ(フレーム)の構造=モノコック、普通のシャーシ
- トランスミッション=CVT/6AT
- 駆動方式=2WD⇔4WD切り替え可
- ボディタイプ=ワゴンスタイルのハッチバック(ステーションワゴン)
- タイヤサイズ=「215/70R16、タイヤ外径=707mm」/「235/60R17、タイヤ外径=713mm」(変更後・オプション装着)/「235/65R16、タイヤ外径=712mm」(変更後・オプション装着)
- ドア数=5ドア
- シート=
- 乗車定員=5ドアのみで、7人乗り
- 最低地上高=210mm
- 最小回転半径=
- バックドア=
- 車両重量=
- エンジン=直4
- 排気量または出力=
- 燃料(使用燃料)=
- チェンジレバー=「P、R、N、D、+、-」または「P、R、N、D、Ds、+、-」
- ダイヤル式4WD=「2WD」「4WD AUTO」「4WD LOCK」
- バック音及びライト消し忘れ警告音の音高の周波数:約1953Hz
- ハンドル直径=
- ハンドル位置=右
- フューエルリッドの位置=
- フューエルリッドのふたの長さ=横17.1cm、縦15.1cm
- スピードリミッター=180km/h
- メーターの数字の文字の角度=横向き
- ドアミラーの鏡像の直径=縦:12.8cm、横:18cm
- ボンネットの全長=最長90cm
- 地面からボンネットまでの最高の高さ=111cm
- フロントガラス=縦76.2cm(ガラスに沿った場合)
- フロントフェンダーの最長=縦:cm、横:83cm
- リアフェンダーの最長=縦:cm、横:cm
2代目[編集]
- アウトランダーPHEV
- 全長=5ドアのみであり、4655mm。
- 全幅=1800mm=Mサイズ
- 全高=1680mm
- 室内長=
- 室内幅=
- 室内高=
- ナンバープレートの分類番号=3ナンバー
- シャーシ(フレーム)の構造=モノコック、普通のシャーシ
- トランスミッション=無し(別表記:無段変速?)
- 駆動方式=電子制御4WD(E-4WD、ツインモーター4WD)
- ボディタイプ=ワゴンスタイルのハッチバック(ステーションワゴン)
- タイヤサイズ=「225/55R18、タイヤ外径=704mm」/「235/60R17、タイヤ外径=713mm」(変更後・オプション装着)/「235/65R16、タイヤ外径=712mm」(変更後・オプション装着)
- ドア数=5ドア
- シート=
- 乗車定員=5ドアのみで、7人乗り
- 最低地上高=190mm
- 最小回転半径=
- バックドア=
- 車両重量=
- エンジン=直4DOHC+モーター?
- 排気量または出力=
- 燃料(使用燃料)=
- ハンドル直径=
- ハンドル位置=右
- ボンネットの長さ=
- 地面からボンネットまでの最高の高さ=
- 室内の床下からダッシュボードまでの最高の高さ(床マット無し)=cm
- 室内の床下から運転席の椅子の底部までの最高の高さ(床マット無し)=cm
- フロントガラスの広さ=幅(横):上部cm、下部cm、縦(ガラスに沿った場合)cm
- バックドアのガラス=縦:cm、横:最短cm~最長cm
- アプローチアングル=
- ランプブレークオーバーアングル=
- デパーチャーアングル=
- 燃料残量警告灯の色=
外部リンク[編集]
- アウトランダーPHEV - カーセンサーnet
- アウトランダーPHEV「7つの走行モード」篇
- アウトランダーPHEVのカスタムに!おすすめリフトアップキットのご紹介
- アウトランダー(三菱)のモデル・グレード別カタログ情報 - グーネット
- 三菱 アウトランダーPHEV(OUTLANDER_PHEV)カタログ・スペック情報・モデル・グレード比較 - グーネット
- 三菱 アウトランダーPHEV (GG2W) バック音 - YouTube
- 三菱 アウトランダー (CW4W) バック音
- 新型アウトランダーPHEVは、従来型からどれだけ進化したのか?
- 三菱 アウトランダー 国産車(全国)の中古車|2005年10月~2012年9月 生産モデル - カーセンサー
- 全国のアウトランダー(三菱)の中古車情報・中古車検索のグーネット中古車|2005年10月~2012年10月
- 三菱 アウトランダー 2005年10月~2012年10月 - GAZOO
- ニューモデル速報 第365弾 三菱アウトランダーのすべて
- アウトランダー 2005年モデル - 価格.com
- [1]
- 三菱 アウトランダー 2005年モデルの中古車一覧|2005年モデル|年式:平成20年(2008年)以降平成24年(2012年)以前 - 価格.com
脚注[編集]
- ↑ https://faq.mitsubishi-motors.co.jp/faq/show/10441?back=front%2Fcategory%3Ashow&category_id=12&page=1&site_domain=default&sort=sort_adjust_value&sort_order=desc
- ↑ https://faq.mitsubishi-motors.co.jp/faq/show/10441?back=front%2Fcategory%3Asearch&category_id=5&commit=&form_type=advanced_search&keyword=%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%97&page=1&search_category_narrow_down=5&site_domain=default&site_id=1&sort=sort_keyword&sort_order=desc