よみもの:お笑い芸人を諦めた話

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事の顛末[編集]

まあそんなわけでお笑い芸人を諦めた話をする。2002年頃、自閉症学会の講演会にもぐりこんだ私は、お笑い芸人のボケ役に自閉症者がごまんといるというヨタ話を鵜呑みにしてしまい、お笑いオーディションに出る事に決めた。その時点で40過ぎだった事である。何を考えているんだ私。

どうだったかというと察してください。3.4回は出たのだが笑いが起きたのが一回しかなかったしかも一人。ダダすべりであった。実は相方を見つけてネタもそいつに考えてもらおうと甘い考えでいたのだが、私と組もうとするイカレた芸人志望者はいなかった。

おまけにお忍びで参加したのになぜかTVのワイドショー(北海道ローカル)で流れてしまい、バイト先に知れることになって芸能活動は暗黙の了解で禁止になった。なので連続して出る事が出来ず、その点でも不利であったが。何よりネタが面白くなくてはどうにもならない。

一回目は漫談で全く受けず、二回目も漫談。三度目はインチキマジックをやり、4回目は魚屋の経験を活かして新作落語を作ったが全く受けなかった。聞いた話によると自閉症は自分を客観視できないので、演じても伝わらないのだと言われている。

つまり自閉症学会で言われたことはただの冗談だったのである。オーディションに費やした貴重な時間を返せ。