おにぎらず

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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おにぎらずとは、焼海苔で白飯と副菜を包んだ携帯に便利な簡易食である。
命名者はマンガ家のうえやまとちで、その作品である『クッキングパパ』で紹介された。考案者は奥様であり、「簡単に作れるお弁当」がコンセプトであったという。食品用のラップの上に全形の焼海苔を置き、中央に白飯を置き(四十五度傾けた正方形に置くとよい)の中央部に副菜をのせ、海苔の四隅を折りたたむようにして海苔で包み、ラップで包んでしばらく(五分から十分)置くという方法が基本である。発表されたのは1991年であるが、2014年にネットで紹介されて以降広く知られるようになり、2015年の「ユーキャン新語・流行語大賞」の候補語にもノミネートされた。
「大森 海苔のふるさと館」も所在し、焼海苔の製造業者や海苔問屋や小売店も多い東京都大田区大森[1]では一九七十年代においてはすでに一般化しており、あまりに一般的であったため命名もされておらず、ブームになった頃は「命名しブランド化しておけばよかった」「焼海苔の消費量が増えたことは望ましい」と悲喜こもごもであった。

概要[編集]

家庭料理でもあり簡易食・お弁当として用いられるため、「正式な調理法」はない。ネットで広まったものでもあるので、適当にネット検索していただければ調理法はすぐわかる。大森では近在に佃煮(アサリやハゼやアミなど)が多く用いらたが、ツナマヨやエビマヨなど、近年では具材のバリエーションも増えている。ただし焼きそばやポテサラは「なんか違う」という感じがするので、マヨ玉あたりが境界線上にありそうに思う。「マヨネーズのみ」「醤油バター」「梅干」などもあってもよいが、大森の住民としては「なんだかなぁ」「なんか違う」といった感じは拭いきれない。反面、「海苔の佃煮をトーストに塗る」のは普及しているため、「ジャム」は否定しづらい。「だったら餃子をコッペパンに挟んだ「餃子パン」はあっていいのか?」といった批判はあってよいと思う。

脚注[編集]

  1. 池田大作は、大森北の海苔製造業者の息子として生まれ育ったという。