鹿児島市亜ヒ酸混入事件

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鹿児島市亜ヒ酸混入事件(かごしましあひさんこんにゅうじけん)は、1999年10月7日、鹿児島県鹿児島市西千石町の「三反田藤男設計事務所」で、給湯室のポットに入った亜ヒ酸を飲んで5人が入院した事件。公訴時効を迎えて、未解決事件となる。

概要[編集]

設計事務所に勤める社員5人が体調不良を訴えて入院する事件が発生。女性二人と男性一人は昼食後にポットのお湯でお茶を飲み、残されたポットに残った湯と沸かしたやかんを調べると亜ヒ酸が検出。毒物事件として捜査が開始された。

事件当日にポットは2回給湯されており、1回目の湯だけを飲んだ社員は特に何もなかった。そのため、1回目の給湯時刻午前8時半と2回目の給湯時刻午前11時半の約3時間の間に、亜ヒ酸が混入された可能性があるとして捜査された。亜ヒ酸を扱うシロアリ業者1227業者、2715人から事情を聞くも物的証拠や証言を得られなかった[1]。2014年10月8日、殺人未遂罪の公訴時効を迎えることとなった。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. 2014年10月8日、読売新聞「鹿児島・給湯室亜ヒ酸混入事件、殺人未遂罪の時効成立」