M16A1突撃銃

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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M16A1突撃銃とは、1960年代のアメリカ軍において制式採用されたM16シリーズの1つである。当時のアメリカはベトナム戦争に参戦していたため、この突撃銃は弾薬を小型軽量化したことで反動も軽くなり、フルオート射撃時の精度も向上し、さらには個人で携行できる弾数の増加も可能としたため、軍用小口高速弾の嚆矢となった画期的な突撃銃として制式化されたのである。ただ、小口径化しているため威力が低下したので、初速の高速化(995ミリ/秒)で相殺されている。このA1は1966年に制式化された改良型で、ボルト不完全閉鎖時に指で押して強制閉鎖を行なうボルト・フォワード・アシストがレシーバー右側面に付けられている。後にアメリカ軍はこれにさらに改修を施してM16A2突撃銃M16A3突撃銃、さらに銃身を短くしたM4カービンを制式化している。

口径は5.56ミリ×45、全長は98センチ、重量は3.4キロ。フルオート時の発射速度は1分間に800発である。