金剛峯寺不動堂

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金剛峯寺不動堂(こんごうぶじふどうどう)は、和歌山県伊都郡高野町高野山の仏堂。国宝。

桁行三間、梁間四間、単層、入母屋造、檜皮葺で、右側面一間通り庇、左側面一間通り三間庇、縋破風造、向拝一間の平面や軒の納まりが複雑で特異な形態である。14世紀前半の建立と推定され、建ちが低く軒反りが穏やかで優美な住宅風の趣を持つ。明治32年4月5日旧国宝に指定され、昭和27年3月29日国宝に昇格した。

現在、壇上伽藍の東端に建つが、明治41年(1908年)に解体の上移築されるまで、山内の一寺院である一心院の堂であった。