金剛寺山門 (川口市)

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金剛寺山門(こんごうじさんもん)は、埼玉県川口市大字安行吉岡の四脚門。川口市指定文化財。金剛寺の黒門とも呼ばれる。

切妻造、茅葺、一間一戸の四脚門で、斗栱に簡略化が見られるが、反りのある化粧棰、絵様付き実肘木、木鼻等の渦文は古式で、棟飾に地方的特徴がみられる。かつて、組物に朱色、柱に黒色の彩色が施されていた。木鼻の絵様、形式、手法等から、江戸時代初期の建立とみられ、関東大震災後に行われた修理で棰を2本取替え、昭和33年頃の修理に際し、左右の袖が取り外された。市の文化財に平成13年3月21日指定された。