薦神社神門

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薦神社神門(こもじんじゃしんもん)は、大分県中津市大字大貞の二重門。重要文化財。

細川忠興により元和8年(1622年)現在の門が建立された。入母屋造、こけら葺の三間一戸二重門で、初層前後に裳階をつけ、前面が唐破風となっている。柱、梁、組物等の部材は木割が太く、細部の彫物等も優秀で、江戸時代初期の九州地方を代表する門である。平面規模に比べて高くなっており、裳階で全体のバランスが取られている。他に類例の少ない、江戸時代初期の珍しい形式であることが認められ、重要文化財に昭和63年(1988)12月19日指定された。