茶堂 (高松市)

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茶堂(ちゃどう)は、香川県高松市屋島中町の四国民家博物館(四国村)内の仏堂。高松市の文化財。遊庵と命名され、南予の茶堂とも呼ばれる。

嘉永6年(1853年)の落書がある、寄棟造、茅葺の建築である。かつて、愛媛県北宇和郡川上上組地区が所有していた。間口2間、奥行1間半で、向って右半分が土間、左半分は床張りとなっている。奥には祭壇が設けられ地蔵菩薩が祀られ、祭壇以外は壁をつけず吹放ちとしている。4本の柱から四つ足堂ともよばれ、付近の寄り合いおよび信仰の場所で、道ゆく四国遍路へ村人が接待する場所にもなっていた。遍路がでにわか雨や雪に遭った時には休憩所となった。昭和64年(1989年)1月5日、市の文化財に指定された。