般若寺楼門

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般若寺楼門(はんにゃじろうもん)は、奈良県奈良市般若寺町の楼門。国宝。

概要[編集]

一間一戸楼門、入母屋造、本瓦葺の鎌倉時代前期の文永年間頃の建築である。治承4年(1180年)の平重衡による南都焼き討ちによる焼失後の復興建築で、上層を3間として、長押を多用し、和様を基調としつつ、上層の蟇股や肘木等組物の細部には重源様の意匠が加味され、楼門としては日本最古の遺構である。永禄10年(1567年)の大仏殿の戦いでは経蔵重要文化財)とともに焼失を免れている。近代では明治41年と昭和33年に修理が行われた。明治36年4月15日、旧国宝に指定され、昭和28年3月31日、国宝に昇格した。